The Test Way#3 Beacon Hillfort
今回は高い山のない南イングランドの中ではとても見張らしいの良いBeacon Hillfortを紹介します。
Readingから西に向かうとNewburyという街があるのですがそこから南に少し行った場所にBeacon Hillfortという見晴らしのよい丘があります。
Beacon HillfortはTest Wayのルートからは少し東に外れて、住所的にはNewburyになります。Newburyはそんなに大きな町ではないのですが、郊外の住宅地といったところですが、企業もいくつかあります。例えばVodafoneという携帯電話の事業者があるのですが、そこのGlobalの本社があります。一度仕事で用があり行ったことがあるのですが、こんな田舎にビルがいくつも立っていて不思議な感じでした。（イギリスにとっての）外資系企業は（つまりアメリカ企業とか日本企業とか）ロンドンにオフィスを構えますが、イギリスの企業は従業員の生活環境などを考えて、あえて郊外に本社を置くようです。
さて、車を駐車場に止めてフットパスを歩いてみます。
Beaconという名前がついていることから、昔はここでのろしを上げていたのでしょうか。時代はIron Ageとあるので年代では 800 BC - AD 43ということでかなり昔から使われていたのですね。日本でいったら弥生時代とかでしょうか。
周りに何も障害物がないのでとにかく見晴らしがいいのです。頂上まで登るとさらに散歩ができるようは周遊コースになっており、いろいろな方向の眺めを楽しめます。
偉人のお墓
頂上から少し離れたところに囲いがありました。
囲いは、何かとおもったら偉人のお墓のようでした。
まったくもって不勉強で申し訳ないのですが、誰なのか調べてみたら以下のようなたいへん著名な方のようです。失礼しました。しかしこれまた長いお名前だこと。いったいどこまでが苗字なのでしょうか。
Highclere Castle
北側に小さく見える建物はHighclere Castleと呼ばれる由緒ある豪邸？です。Country Houseというのでしょうか。ITVの某ドラマで撮影に使われたようですが。
無理に拡大したらピンボケになってしまいました。すいません。
このBeacon Hillfortフットパスの総合評価としては、これといった高い山がない南イングランドでは晴れた日のお散歩コースとしてはお手軽に行けるいいところです。（雨の日や冬の霜のときは坂が滑りやすいのでご注意を）
交通
難点はこの一帯は人口密度の低い場所で、公共交通機関がなく、車でA34という高速道路（Dual Carriage Way)でいくしかありません。A34から南に向かう場合はかなり手前のＮewburyにしか出口（RG20 9BX のガソリンスタンドがある出口）がなく、その後下道をしばらく南に走ります。北方向からなら簡単で、最寄りの出口を出てすぐ左に曲がればもう到着です。こちらの出口は北向き片方向しかないのです。
Google Mapのリンクを付けましたのでご興味のある方はクリックしてルート検索していただけたらと思います。