戦略を実行するためのキー
戦略をいかに実行していくかを記載したいと思います。
結論から言ってしまうと、戦略を実行するためのキーはいかに中間管理職がワークするかどうかにかかっております。
いくら経営層が戦略や方針を決めても、最終的にはそれを現場の各従業員に浸透させなければ絵に描いた餅となってしまいます。そして経営層と現場の従業員の懸け橋となるのが中間管理職ですので、この中間管理職がしっかり機能しないと戦略が実行されることはあり得ません。
しかしながら、残念なことにこの中間管理職もほとんどの場合、ただ上から言われたから現場の従業員に伝えているという状態になっているのが現状ではないでしょうか。そして中間管理職がそんな状態であるため、従業員も仕方なく言われたからやるという状態になり、経営層と現場との温度感は大きく乖離していきます。
したがって、いかにこの中間管理職が会社の戦略を自分事だと思って、自分の言葉で各従業員に粘り強く伝え続け、各従業員のマインドを変えていけるかが、戦略を成功させるキーとなります。
では、いかにしてこの中間管理職に会社の戦略を自分事だと思ってもらえるのでしょうか。
打ち手の小づちなどなく、結局のところそれは経営層自らが中間管理職一人一人に時間をかけて説明していくしかありません。泥臭いですが、これしかありません。経営層自らも会社の戦略を自分事と捉え、各中間管理職に粘り強く働きかけていく、社長筆頭に全社的にしつこく発信し、従業員のマインドを変えていく必要があります。
会社を強くできるキーは、素晴らしい戦略ではありません。会社のカルチャーや従業員のマインドを時世に合った形で柔軟に変えていく、こういった組織のチェンジマインドがキーとなると考えております。
それでは、どのような組織カルチャーがよいのか。
それは会社の根幹となるビジョンや使命感を新たにすることです。そのビジョンや使命感をしっかり議論し、そのビジョンを実現するための現状分析と課題解決を実施していく。当たり前かもしれませんが、実際にはほとんどの会社ではこの当たり前のことができておりません。当たり前のことを当たり前に実行していくことを自分自身も取り組んでいきたいと思います。
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