【199】春の幸:山椒の若芽の佃煮を熱々御飯に載せて・・・ 2024.4.16
1 一番幸せな季節
4月中旬から5月始めの今の新緑が萌える時期って、ほんとうに一年中で一番美しい良い時期だと思います。
果樹や野菜も新芽を出して、まだ虫も病気も活動していないので、何の心配もなくスクスク伸びていく希望に満ちた季節、この先、大小の挫折が待っているのだとしても今だけは夢を一杯に拡げていたいと思うのです。
2 山椒の新芽の佃煮をつくります
さて庭の山椒の木も枝を空に向かって伸ばし、若芽を一杯に付けました。
実山椒もしたいのですが、若芽もほんとに美味しいので、少し枝を切って、新芽の佃煮を作ってみたいと思うのです。
高く伸びすぎた枝を切ってきて若芽を摘みます。
山椒の枝には鋭い棘が生えているので不用意に刺されないよう慎重に扱います。
こんな枝を切ってきて、若芽をきれいに摘み取りました。
これで大きなボール半分くらいになりました。
もうちょっと欲しいので、もう1本枝を切ってきて、それで大体ボール一杯になりました。
山椒の爽やかな香が拡がって、春の幸せを感じます。
摘んできた山椒の葉は水で洗って、お酒と味醂と醤油を合わせた鍋に入れて火にかけます。
それにしてもお酒と味醂と醤油の組み合わせって、野菜でもこんにゃくでも肉でも魚でも、何にでも使えて最強ですね。
日本に生まれてよかったと思います。
焦げ付かないように混ぜながら煮詰めていって、煮汁がほぼなくなった時点で完成、火をとめます。ずいぶん減ってしまいましたね。
出来た佃煮は、すぐ食べる分だけ湯呑茶碗に盛付けました。
美味しそう。
残りはジプロックに入れて冷蔵庫で保管します。
ボール一杯の若葉がこれだけになってしまったので、すぐなくなってしまいそうですが、沢山作った時は冷凍庫に入れれば2-3か月は充分保存できます。
3 いただきます
出来上がった山椒の若芽の佃煮は夕飯のときに早速いただきました。
最初は熱々御飯に載せて、その後は御飯に熱いお湯を掛け湯漬けにして山椒をたっぷり載せました。
山椒の香が鼻に抜け、舌を刺すほのかな辛さが至福の美味しさでした。
実山椒の場合は辛すぎるので、最初ゆで溢したりして辛みを抜く下拵えが必要になるのですが、その加減が難しくて中々うまくできません。
若芽の場合はそういう手間がいらないので安心簡単に作ることができます。
煮汁はお酒と味醂と醤油のみ、味を変えてしまう出しとかは一切使いません。手抜きですが、それが一番かなと思っています。
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