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『転移覚書 こころの未飽和と精神分析』【読書】

 転移・逆転移について知りたいと思って手にとった本。
本自体は薄いけど、不慣れな単語ばかりで読むのに時間がかかりました。

 第1部でフロイトやクライン、ウィニコット、ビヨンの転移論を知ることができました。
転移についてざっくりと把握できたように思います。
第2部、第3部で転移現象についてより具体的に書かれていて、自分の体験と結びつけながら読むことができました。

人と関わるということは、お互いが巻き込まれるということなのだと理解しました。
それぞれが持っている傷によって相手を巻き込んでしまうのは避けられないから、その現象をどのように捉えるのかを転移を知ることで教わったように感じました。
その視点から見ることで、自分自身と相手について新たな見え方が生まれる可能性があると解釈しました。

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