【UW映画感想】#36『ダイハード』【藤堂貴文】
クリスマスですね。愛する人たちと映画でも観ようかなんて展開が予想されます。「ホームアローン」で決まりだな、なんて思ってませんか。違います、『ダイハード』です。最高のクリスマス映画です。
クリスマスイブ、非番の主人公が、別居中の妻が勤める日系企業のクリスマスパーティーでテロリストに出くわしちゃって孤軍奮闘で頑張るっていうストーリー。
題名は知ってるけどアクション映画なんでしょ?クリスマスの夜にねぇ...。なんて言わず本当に観てほしい!クリスマスにふさわしい、クリスマスに観るべき、とんでもないエンタメ詰め込み映画です!!
めちゃくちゃ勧善懲悪で、観ててむかつくヤツらがちゃんとスッキリする末路を迎えるし、こいつ良いヤツだなって思うヤツが本当に良いキャラ。
クリスマスくらいは、何も考えなくていい映画が観たいじゃないですか。とにかく分かり易いストーリーと、こうあってくれたら嬉しいなを叶えてくれる展開なので、クリスマスプレゼントの中身みたいに、欲しいものが全部入ってる映画です。
特に僕が一番好きなのがエンディングの1シーンで、孤軍奮闘で頑張る主人公がトランシーバーで唯一連絡を取っていた警察官との関係性。
ラストシーン、トランシーバ上で声だけのやり取りだけだったのに、お互い目が合っただけでお前だなって理解して言葉無しでハグするシーンが本当に最高。
そこから、テロリストに爆破されて燃えている炎と、そこに集まった警察や消防のサイレンをイルミネーションに見立てた画をバックにして、オールディーズのクリスマスソングと一緒にエンドロールが流れる。たまんねぇわって言いました。
押川、改めて「ダイハード」観てほしい。