【UW映画感想】#40『ヒーズ・オール・ザット』【福島慎之介】
みんな大好きティーンムービー。
みんな大好きプロムのお話です。
卒業間近の高校生たちの一大イベント、プロム。
ボクは全然参加したいとは思わないんですが、見ている分にはとても好きです。
プロムに命かけてますからね、アメリカのティーンエイジャーは。(映画内だけかもしれないけど)
この映画はそもそも1999年制作の「シーズ・オール・ザット」のリメイクです。
20年近い時を経て現代版として蘇ったわけですが、時代というか今のティーンたちが夢中になっている物やコトがこうして映画の中で残るというのは素晴らしいことだと思います。
また20年後も作ってほしい。
シーズ・オール・ザットの大まかなストーリーは、プロムキングになるようなイケメンがダサい女の子をプロムクイーンに仕立て上げられるかどうかを友達と賭けて、ダサい女の子を可愛くしていくうちにその女の子に恋しちゃう、みたいなベタ中のベタベタなストーリーです。
ベタがいいんですよベタが。
そして今作ヒーズ・オール・ザットの方は男女の立場が入れ替わっているだけで全く同じようなストーリーです。ベタズ・オール・ザットです。
面白いのはやはり時代が思いっきり見えるところです。ティーンたちが夢中になっていること、聞いている音楽なども20年前とは全然違います。
主人公のイケてる女の子がSNSにアップするメイク動画を撮っているところから映画がはじまるのですが、なんとこの主人公の女の子はもともとTikTokで人気になった子だそうです。
TikTokerから映画の主演ですよ。
SNS・オール・ザットです。
ちなみにシーズ・オール・ザットの”ダサい女の子”役の子が今作ではイケてる女の子のお母さん役で出演しています。
キャスティングがクールすぎます。
そんな話はさておき、
やっぱりベタ・オール・ザットですよ。
展開がわかっててもうるうるしちゃうんですよ。ホームアローンと一緒です。
ダサい男の子が身なりを整えられてイケメンになるけど、まぁ元からイケメンですし、なんなら別にダサくないですし。でもそんなことどうでもよくて。
シーズもヒーズもどちらも観たことなく、プロムに参加したいとは思わないけど見る分には好きという方は、ぜひシーズの方から観てほしいです。
シーズ・オール・ザットはほんと記憶に残る名作だと思います。
そして現代版にも興味が湧いたらヒーズの方を観てみてください。
シーズの感動が蘇ってきて開始30分ぐらいからうるうるしちゃうと思いますよ。