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北海道のアナウンサーが【北海道のこと】を調べてみた。|まちの数がダントツだった件(廣岡俊光)
UHB北海道文化放送アナウンサー、廣岡俊光です。
どれだけ長く住んでいても、北海道の一部しか知らないことを思い知らされる毎日。そこで、今回も北海道のことについてちょっと調べてみました。ぜひ最後までおつきあいください。
■ まちの数がアナウンサー泣かせ!
前回、北海道の「広さ」は“唯一無二”だということがあらためて分かりました。
では、そこにあるまちの数・・・『市町村の数』は他の都府県と比べてどうでしょうか?調べてみました。
1位 北海道:179市町村(34市、129町、15村)
2位 長野県:77市町村(19位、23町、35村)
3位 埼玉県:63市町村(39市、22町、1村)
「圧倒的じゃないか、わが軍は・・・!!」
2位にダブルスコア以上の大差。圧倒的な数、日本一です。
アナウンサーは新人のときに、市町村名と場所を覚えるのが必修科目。とっさに入ってきたニュース原稿でも、まさか地名が読めないなんてことがあってはいけません。地図とにらめっこしながら必死に名前を覚えたことを、思い出します。
なお最少は・・・
47位 富山県:15市町村(10市、4町、1村)
でした。15市町村なら、1日で覚えられそうですね。
■ なんと!昔はもっと多かった!!
プロ野球・北海道日本ハムファイターズのキャラクター「B☆B」の背番号は212。これはファイターズが北海道に移転してきた2004年当時の、北海道の市町村数が由来となっています。
そこからいわゆる『平成の大合併』で、つぎつぎと数が減り、上湧別町と湧別町が合併した2009年10月5日以来、現在の『179市町村』が続いています。
ということで、『平成の大合併』以降、なくなってしまった市町村名を並べてみました。聞き覚えのあるまちも多いのでは・・・?
戸井町、恵山町、椴法華村、南茅部町、砂原町、大成町、瀬棚町、北檜山町、朝日町、丸瀬布町、白滝村、生田原町、厚田村、浜益村、熊石町、阿寒町、音別町、上磯町、大野町、忠類村、大滝村、門別町、端野町、常呂町、留辺蘂町、歌登町、北村、栗沢町、風連町、早来町、追分町、鵡川町、穂別町、虻田町、洞爺村、東藻琴町、女満別町、静内町、三石町、上湧別町
聞きなじみのあるまちも多いのではないでしょうか・・・?
カーリングのまち常呂は、今は北見市の一部。椴法華、留辺蘂はいわゆる難読地名としても有名です。読めますか?女満別空港があるのは現在は大空町。サラブレッドのふるさと静内は三石町と合併して、現在は新ひだか町です。
■ 看板に引き寄せられる旅人・・・
市町村の名前というのは、それ自体が土地を代表する『看板』です。住んでいる人にとっては「〇〇出身です!」ということは、大切なアイデンティティのひとつになります。
わたしのような旅好き人間にとっては、北海道内にたくさんの『看板』が掲げられていることは、それだけで旅への意欲をかきたてられる、とても魅力的なことです。このまちには一体何があるのだろう、と想像しながらそこに向かう、これこそ旅の醍醐味です。
そして、看板といえば北海道のドライブの風景に欠かせないコチラ・・・
文字通り、まちの魅力をイラストにギュッと詰め込んだ『看板』です。趣向を凝らした179枚。ドライブ中はなかなかじっくりとは見られないと思うので、ぜひ確認してみてください。
北海道もいい季節になってきました。落ち着いたら、『北海道179市町村カントリーサインの旅』に出てみるのも、いいかもしれませんね。