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『ブレイズメス1990/海堂尊』を読んで

渡海先生が去ったブラックペアンから2年後、桜宮シリーズの時系列では2番目に古いお話です。

ブラックペアンで研修医だった世良は東城大学の勤務医になりました。
佐伯教授からのミッションをなんとか達成して、モナコから天才外科医の天城雪彦を連れて帰ってきたところから激動となります。

天城医師の手術技術は唯一無二のもので素晴らしい!ダイレクトアナクトモーシスって言葉がかっこいい!(←ミーハー)

高級車にフランス語に公開手術と華やかでな天城医師はブラックジャックのお洒落キザ版のぶっとびキャラっぽいのですが、天才的な技術を持っているのはもちろん、考え方は柔軟だし、理想は高く、なかなかの策略家で好き。
だけど、財産の半分を賭けにして勝てば手術を行うという命をお金で買ってくれ方針なのが、反発を買います。特に高階医師は激しく排除したがってて、権力的にもまあそうだよねー。
スリジエハートセンター創設の目処が立ってきたところで、つづく…と。

上手いなぁ、海堂さん。





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