「うたかたモザイク/一穂ミチ」を読んで感じたこと
2023年のおかき的ベスト本の5位はこちら
あ、これ、いい♪
sweet、spicy、bitter、salty、tasty。この5つのカテゴリーで書かれた13遍の短編集です。一つ一つは短いんだけど、どれを読んでも甘いだけとかしょっぱいだけとかではなくて、色んな複雑な味わいがあったり、がらりと味わいが変わったりでした。全部違って全部いいのです♪
最初の「人魚」から心を持ってかれました。ええ話やぁ〜っと思ってたらラストでゾゾゾーっときた「れもんの目」。こういう視点が大好きなんです、「sofa &」。大阪弁の猫が語る「神様はそない優しない」は甘塩っぱい。
図書館本で借りてきてすぐに読んだのに、返却期限いっぱいまで手元に置いてて、ちょこちょこ読み返してました。
そのくらい好き♡
これは手元本として買わなくては!