【瓢箪山稲荷神社】やきぬきみくじ・あぶりみくじのある辻占の総本山

近鉄瓢箪山駅からほど近い瓢箪山稲荷神社は「瓢箪山古墳」の西斜面に社殿が建てられており、辻占の総本社として知られている。主祭神の保食大神（うけもちのおおかみ）の他、素戔嗚尊、水分大神、菅原道真命、アメノウズメノ命、天照大御神、月夜見命などの神々が祀られています。訪れたのは2017年。確か商店街を抜けて辿り着いた記憶があります。

手水舎も狐さん

【辻占】古来から現世と異界の境界である「辻」には神霊精霊が降ると信じられていました。昼と夜の境である夕刻に占う事を「夕占（ゆうけ)」と謂い、「辻」を通る人の会話などを基に占う「辻占」とも謂れています。一の鳥居のある辻は、俗称「みこの辻」と言われ、神霊の降るところとして辻占の「占場」になっており、往来社の言動、外見などから占われていたそうです。辻占には「辻占判断」「辻占おみくじ」「辻占瓢箪山笹」と大きく三つがあり、参拝当時はその中のおみくじを３種類引かせていただきました。

【やきぬきみくじのやり方】
1:中央の「火」と書かれた所に、線香の燃え残りの火を当てます
2:火がゆっくりと走り、いずれかのおみくじを「囲むように」焼き抜かれます
3:焼き抜かれた所がおみくじの「結果」となります

【あぶりだしみくじのやり方】
1:蝋燭やコンロにてあぶりだしを炎に極力近づけよく揺すりながら炙ります
2:おみくじの文言が結果となり翡翠色に浮かび上がります
3:冷めると元の状態に戻りますが再び炙る事により翡翠色に浮かび上がり繰り返し読めます

通常のおみくじ（上）・あぶりだし（左）・やきぬき（右）
全てのおみくじを引いてみました

珍しいやきぬき・あぶりだしのおみくじがある瓢箪山稲荷神社さんへお参りしました（2017）🦊