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B.LEAGUE 2024-25 B1リーグ戦第11節 GAME1 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ🆚アルバルク東京


12/11   国立代々木競技場 第一体育館


○はじめに


琉球に連敗してしまい、失意の中迎えるのは休む間もなくアルバルク東京戦。
1週間前に天皇杯で対戦し、ホームで惜しくも負けた相手。
今回はアウェイでの試合。先週の試合と琉球戦の反省をどこまで活かせるか、要注目。

○スタメン、欠場


エサトンはまだ復帰できず。今日もお休み。


○試合展開、結果

1Q

攻守に完璧に近い動きで東京を圧倒。シュート確率は2PT、3PTともに上回り、東京は3PTが全く入らず。
リバウンドも意識が高く名古屋が制した。
人とボールが常に動いて理想的なオフェンスを展開。カットや、オフボールスクリーンの動きが多くてアシストも増えた。
ディフェンスではプレッシャーをかけてボール運びを邪魔し、パスコースを常に阻害してスティールを狙い、楽にシュートを打たせなかった。


2Q

出足から東京の動きが変わり、攻守ともにスピードが速くなった。得意のPnRにこだわらず、どんどんインサイドを攻めてペイント内で得点を重ねる。
名古屋も速いオフェンスで対抗。圧を受けながらもドライブで切り裂いてインサイドで得点。一進一退で点差はほぼ変わらずオフィシャルタイムアウト。
ここから4ポゼッション、名古屋は東京のインサイドの高さに阻まれてシュートを決められず。東京は全て決めて1点差に。さらにオフェンスリバウンドを捩じ込まれて逆転。
終盤に中東のタフスリーが決まり、やっと名古屋のスコアが動く。ディフェンスで成功し、小坂部のタフなミドルを打たせた。そして齋藤のマークがきつくパスがこぼれてルーズボールになるが、拾ったメイがタフ気味な3PTを決める。
最後も粘りのディフェンスで凌ぎ、齋藤のPnRを狙いつつマークをロシターにスイッチさせて、1on1でステップバックスリー。とてつもなく高い軌道の独特なシュートを決めた。
最後の2分間の3PT3本で点差を戻したが、終始東京にインサイドを支配された。東京はペイント内で得点を重ねて、リバウンドも修正して優勢になる展開。


3Q

東京のディフェンスの強度が上がり、ペイントアタックをしてもヘルプが早くて苦しくなった。
そしていいディフェンスからのオフェンスはいい形になる。ミスマッチを的確に使われてペイントに侵入される。
前半大人しかった小坂部が躍動して、名古屋はディフェンスの的が絞れなくなってきた。
それでも名古屋は苦しみながら得点で繋いで逆転されてもついて行くが、東京のシュートが高確率で決まって先行される。
リバウンドは完全に東京に制圧された。攻守でリバウンドを悉く奪われた。
そして東京の猛攻を止められず。インサイドでの得点に重点を置く東京。高確率で決められたが、さらに試投数は少ないが3PTも3/5で決められては手が付けられない。
名古屋はインサイドの得点がさらに極端に確率が落ちてシュートが決まらない。
3PTを多投するが、ギリギリ及第点の30%しか決まらず、前からのディフェンスは状況を打開する効果を発揮できなかった。


4Q

継続して東京ペース。
名古屋は内外ともにシュートが入らない。得点が止まり、重い展開。
東京は内外ともに高確率でシュートが決まる。このQは3PTを多投し、5/10で決める。そして試投数は減ったが、インサイドも高確率に得点を重ねる。
東京はディフェンスリバウンドを確実に取り、名古屋にチャンスを作らせなかった。
唯一のチャンスは残り時間3分に加藤が3PTを決めたところ。10点差に縮めて、次のディフェンスで中東がパスカットに成功。ここでさらに一桁点差にできればというシーンだったが、バランスキーが即座に詰め寄ってスティールするというファインプレイ。名古屋は皆速攻に走り出していたので、東京はイージーシュート。
ここで万事休す。


○スタッツ Bリーグ公式サイト



・Q毎の特徴を見やすいようにExcel添付します。


○ハイライト


○コメント、ゲームレポート


○感想

・2Qのメイのダンク
トップの位置からドライブで侵入してそのままワンハンドダンク。スペースがあればこれができる。ディフェンスが収縮してスペースがなければキックアウトというのが名古屋のバスケ。これを熟成させていきたい。

・2Qの今村のスティール
東京のスペインピックに対してペイント内のビッグマンのディフェンスだった今村が、果敢にハンドラーにプレッシャーをかけに行った読みが見事。
今村のフィットが進むほどチームは良くなると思うので期待している。

・斉藤のステップバックスリー
久々に芸術的な齋藤のシュートが炸裂した。齋藤のシュートの特徴は軌道の高さを自由に変える所。シュートの打ち方を自在に変化させて、その時に適した打ち方をする。
齋藤のシュート確率が上がってくれば、もっとオフェンスに勢いが出てくる。
これから本来の得点力が発揮されてくるはず。

・東京の完成度と高さの前に、エサトン抜きで最後までやり切る遂行力はまだなかった。
天皇杯のように東京の3PTが落ちてくれればまだチャンスはあったが、37%で決められては厳しい。
サイズとロシターが外でも仕事ができる時点で反則に近い強さ。

・オールラウンダーの中東は、さまざまなスタッツで記録を伸ばす稀有な存在。
今日の試合でも疲労が見えたが、いつも体力をギリギリまで使い切る姿勢は素晴らしい。
キャプテンとして体を張っている。

○記事 中日スポーツ


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