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(数少ない)トルコの海の思い出
いやー夏ですね。暑い。猛暑じゃないですか。梅雨が明けたら突然日差しが強くなった感がありますね…
長崎滞在にもなんとなく慣れてしまっていて複雑なところですが、ひとまずなんとか元気に過ごしております。トルコやらアゼルバイジャンやら、テュルク諸国への未練をたらたらとnoteに書き綴る日々です。
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もう6年も前になりますか、「テュルク友の会」メンバーにしてトルクメン語の講師でもあるまそしゅさんから当時の夏頃、トルコに遊びに行くから、一緒に海に行きましょうというお誘いをいただきました。
宿も押さえてあるから、とりあえず来てくださいというのです。なんという押しの強さ、展開の速さ。アンカラの内陸地での生活に疲れ気味の生活だったということもあり、違う景色はたしかに見ておいた方がいいよな…ということで、日本語教師としてのトルコ渡航後、はじめて夏に休暇を利用して海を見に出かけたのでありました。
あれは地中海というべきか、それともエーゲ海か(地図で改めて見返したら、モロに地中海のようですね)。
行ったのはPataraというビーチで、長距離バスはアンカラからカシュ(Kaş)という街まで。飛行機に乗れば楽でしたね…今思えば。ともかく、カシュからドルムシュ(乗合バス)やタクシーを乗り継いで、まそしゅさんが予約していた宿までたどりつきました。
宿はずいぶん安かった記憶があります。よくそんなところ見つけたものだ。
ビーチが近郊にもいくつかあったので、うろうろした記憶があります。私は結局泳ぐ気分にはならず、海の景色さえ見れれば満足だったのですが、まそしゅさんはまあはしゃいでいたことはしゃいでいたこと。
たしか当時はトルクメニスタン関係の何かで忙しかったと言っていたでしょうか。社会人のストレスとはこういうものかとある種関心したことでした。ともかく、彼と会うのも当時久しぶりだったので、昔話やらなにやらであっという間に私が疲れて寝てしまったことだけ覚えています。
というわけで、初出ではないと思うのですが。その時に撮った写真を改めて蔵出しいたしましょう。
ここはおそらく、カシュからパタラへ向かう途中のビーチだったと思います。ドルムシュで途中下車する必要があり、一度降りたら次のドルムシュが来るまで待っていないといけないというなかなかの炎天下耐久モードではあったのですが。
もうビーチまで下りなくても、海の色を見ただけでモトは取れたなという気分になりました。内陸地たるアンカラの生活というのもなかなかに人を疲れさせるものだったようです。
これは、パタラの宿からビーチに向かう途中に見た羊の群れ。人生でこれほど生きている羊に接近したのは、実はこのときが初めてだったかもしれません。うわ羊やん、とか言った記憶がかすかに…
これもまた別のビーチです。私は泳がずに何をしていたかということですが、当時疑問文の研究プロジェクトに参加していたので、日本語の疑問文の本を持っていこうというので本を読もうとしていました。
結果としては、いくらビーチパラソルなどがあったとはいえ、暑すぎてとても専門書など読める環境ではなかったのですが。まして、ビール煽っていましたから頭には全然入ってこなかったというですね…
まあ、所持品の中に何か一冊専門書というか読むべき本が入っていないと不安なたちなのです。昔からそうで、なかなかこの癖は抜けない…(といって、ちゃんと通して読むわけでもないというんですから困ったものさ)
最後に一枚。これはまそしゅさんと帰路につこうとしたとき、マルマリスに向かう途中で道端に立ち寄ったときの写真です。なんという名前だったか、近郊の高山から採ってきたという氷を使ったジュースだというので、この辺の名物だから飲んでみろというわけです。
これはもう、テュルク学の民としては一応経験しておかないといけませんわな…
感想としては、「冷たかった」。味としては特に感想はなかったのですが、なるほど思い返せば、あれほど暑い場所で、天然の冷たいものが飲めるということに意味があったということなのかもしれません。
あとはまあ、こういう経験はツアーだとなかなかできないのでしょうね、ということは思いました。
なんせ、ガイドさんがこの手の立ち寄りもこういった飲料の購入も許してくれなさそうですし(腹痛にでもなったら大変ですからね…しらんけど)
幸い腹痛にはならず。海を堪能して(泳いでこそいないが)、また夜行バスでアンカラに戻ったのでありました。
バスは夜出発だったので、それまでその辺でビール飲んでだらだらしていましたが、このだらだらを堪能するためにこそ、地中海くんだりまで来たというものでしたよね…
というわけで、カシュ近郊の海をおすそ分けしてみました。日本の海も捨てがたいですが、トルコの地中海もまた、あれはあれでよいものでありました。また行ける日はいつになるやら。
「グーグルに聞くな、オレに聞け」。
ちょっと気に入った、マルマリスの港での一光景でした。
まそしゅさんのnoteはこちらから。
トルクメン語を専門としている彼ですが、トルコ語ももちろん詳しい(はず)です。彼のこともどうぞ4649.
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![吉村 大樹](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/173281934/profile_953f1e6dd0436f4ca73e8e6926eb1fb7.jpg?width=600&crop=1:1,smart)