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軽いノリで今からPraat勉強してみる宣言

刺激追求型として知られている私でありまして、音声学自体は専門ではないのですが、外国語(というか音声言語)を研究対象としてやっていることもあるので、音声には当然興味はあるわけです。

そうすると、いろいろと音声のことで調べてみたいこともトルコ語やアゼルバイジャン語で出てくるわけですが、こういった音響についての分析は自分にはなかなか敷居が高いよな…と漠然と思っていました。

が、そろそろそんなことも言っていられない時期にさしかかってきたような気もしてきましたし、何より自分の周りの人が音声学プロパーでなくてもけっこう気楽な感じでPraatという音声音響分析のソフトウェアを使いこなしているのをここ数年目にしていたのです。これは自分もまったく知らないわけにはいかないな、と漠然と思っていたところではありました。

で、先日長崎でごくごく短期で担当している非常勤先に行きましたら、知り合いの先生が音声処理ソフトを使って何やら作業しているのを見たところだったのです。その先生自身も音声学が専門というわけではないのですが、へーこういうのも使うんですね、と話を向けると、使えるものは使うでしょ、という至極ナチュラルな返事が返ってきたのでありました。

そうか、言語研究それ自体が専門でなくてもなあ…というのがひっかかっていて、最近こういう雑文は手が進むのに、肝心の研究のほうはいろいろと手詰まり感のようなものを感じていたところだったので、いい機会だから例のPraatをもう一度初心にかえって一からやってみるかいなと思ったという、まあそれだけといえばそれだけのことなのでありました。

何事も遅すぎるということはないでしょ。というわけで、実は先般ご昇天なさったMac機のほうにはすでにPraatは入っていたのですけれども、今のメイン機になっているWin機のほうにはまだインストールすらしていなかったので、今朝さっそくこの文章を書いているメインのマシンにもインストールしてみたというわけです。

で、トップの写真はさっそく自分の手元にあった某音声データの音声波形を画像化してみたものです。私自身完全に今の段階ではど素人もど素人なので、こういったデータをどう料理していくかという勉強すらもこれから始める、というところではあるのですけどね。

そんなわけでPraatを使う勉強はこれから独学ということで。さて、勉強開始を記念してみなさまにもクイズを出しておきましょう。

Q. トップ写真の音声波形は、何を表しているでしょうか。

A) トルコ語の1から9までの数詞の発音
B) 「ありがとうございます」を区切りながら発音したデータ
C) アゼルバイジャン語の9種の母音
D) タヌキの鳴き声

…と、正解をすでにツイートしてしまったことにここまで書いてから気づく私でありました。まあまあ、それはそれとして。ちょっと遊びのつもりで、軽い気持ちでいろいろいじってみようと思います。

しかしまあ、積読もようけ抱えてるしで。ほんと、人生って時間が少ないっすな。くわえて、自分の体力もすり減ってきてるというんですから世の中、世知がらいもんだよ。マッタク。

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