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9日目:買い物終了、帰国の準備開始

アゼルバイジャン語を教わる効果

14日間の滞在、実質13日半のうちもう2/3は消化したのだなという感慨に浸ります。時間が過ぎるのはあっという間です。この日も朝からアゼルバイジャン語の指導を受けます。

90分マンツーマンはかなり鍛えられる感覚があり、終わった後はへろへろになります。ツイッターでも書いた通り、語学力のさらなる向上が今回の業務の一環でもあるという、ちょっとした事情があるのでこれは願ったり叶ったりではあるのですが。

講師の先生との関係というのは、回数を重ねるごとによくなるというのが理想ですが、その点では今回のアゼルバイジャン語の先生でよかったと思います。私より相当人生の先輩にあたる方ですが、さすが慣れていらっしゃる。

国立図書館併設のオープンライブラリーの書棚。「私は読んだ。君も読みなさい!」

こちらも勉強になることが多いと感じます。淡々と進めないというか、どこでブレイクを入れるかとか、語彙の導入の仕方とか。あるいは、一方的に自分が話すのではなく、ふっとこちらに会話のターンを持ってくるとか。受ける側が油断できないようにするというのが要点なのだな、等々。

長らく自分が授業を受ける側に回ったことがなかったということがあり、自分の帰国後の仕事の参考にできることがありそうだという収穫も得られました。

最後の本

収穫といえば、資料の収集も今回の任務の一環。関連する書籍の収集も予算の許す限り…と思っていましたが、書籍についてはアゼルバイジャンの物価が当初の想像以上に高いなという実感があり、さすがに片っ端から購入というわけにはいかなさそう(あたり前っちゃあたり前なのですが)。

この日は今回の出張で最終かつ最大のお目当てであった、科学アカデミー併設の書店に行きました。アゼルバイジャン語で書かれた『認知言語学入門』は魅力的でしたが、当分読むことはなさそうだと思って今回は見送り。いや、買っておいてもよかったのですが、こちらの持って帰れる量にも限界があるということも考えないといけないのですよね。

片っ端から気になる本を買って、重量超過分は郵送するという手段もあるのはあるのですが、郵便事情がよくなさそうな昨今、アゼルバイジャンから郵送したとしていつ届くかという不安もあります。

多分大丈夫なのだろうとは思いつつ、買い物にはキリがないと見切りをつけることにしました。こちらにも予算に限りというものがありますよってに。

アゼルバイジャン科学アカデミー併設の図書館。相変わらずの佇まいで安心しました。専門書に強く、言語学関係の本はおそらくここが国内最強。もっと強い書店が出てきてくれてもいいのよ?

市内での書籍購入のラストは、『アゼルバイジャン語方言学』で決定。2019年に出版されたようです。前回訪問した時には見なかった本だし、今の自分の関心ごとにかなり響くジャンルでもあり。ラストを飾るにふさわしい本でしょう。しらんけど。

少しずつ帰国準備開始

そのほか身内への細々した私的な土産の購入等も済ませて帰宅。夕方、少し時間はあって国立図書館の資料を閲覧するという選択肢もあったのですが、資料請求してからかなり時間がかかるというか、待たされるという経験があったので、翌日10日目の朝にまた来ようと決断しました。

残る所持金もだいぶ底をつきかけている(もちろん全体としては大丈夫ですご心配なく!)ので、外食を控えて夕食は自炊としました。なんの面白みもない食事になりましたが、まあそれはそれで。

金曜日、10日目はおそらく事実上の平日でフルに動ける最終日となります。午前中図書館、午後からバクー国立大学訪問、夕方は日本語サークル訪問、夜にアゼルバイジャン語の指導を受ける。

少しずつ、帰国までのイメージを作っていく中、明日はフル稼働の1日になる予感しかありません。大いなる成果を期待しましょう。インシャッラー。

おまけ:ネコちゃんたちとバクー市内の風景

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