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また読みふけるべき本に出会ってしまった:林淳子(2020)『現代日本語疑問文の研究』

先ほど対馬旅行から戻ってきました。対馬は最高によかったし、長崎再勉強プロジェクト(って、自分で言っているだけですが)の一環としても貴重な経験ができたのではないかと思います。だいぶお金使いましたけどね。

で、帰宅しましたら東京のほうからまた研究のために購入した本が届いておりました(最近自分の周辺では実にお金が動いていまして、よいことなのかどうなのか…まあそれはさておきまして)。

このうちの1冊は、かねてから読みたかったはずなのにすっかり入手するのを忘れていたこの本でありました。

林淳子(2020)『現代日本語疑問文の研究』(東京:くろしお出版.ISBN:978-4874248232)

先日の言語学会で、くろしお出版さんのブースに伺ったときに現物を発見して思わず「あっ」て声に出してしまったというほどの自分にとっては内容的に非常に興味のある著作です。これ、急いで読まないといけない…

そんなわけでクタクタの今、とりあえず最初から読み始めております。その中に、自分も共同研究者としてかつて参加させてもらった国研のプロジェクトのことに言及がありまして… (p.34)

今見返してもこのプロジェクト、錚々たる面々の中に自分ごときを加えていただいたことに、ただただ感謝しかありません。この共同研究じたいは2016年に終了しまして、自分も最後の1年はアンカラにおりましたのでほとんど対面で研究会に参加する機会はなくなってしまったのが惜しくはあります。

が、その後も自分だけ対象をトルコ語とアゼルバイジャン語に再びフォーカスして、今も「疑問文プロジェクト」を自分なりに続けているという気持ちではありますのでね…

そんな中の上記書籍、興味深くないことがありましょうか(いやない)。自分の研究にとってもきっと勉強になるはずなので、急ぎ読み進めようと思います。個人的には、日本語の研究の今までの流れを整理してくれているのはありがたい以外の感情がわきません…。

周回遅れながら、名著の予感を一人勝手に感じているところなのであります。また明日から研究本気出すとしますかね(←)。

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吉村 大樹
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