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「患者であるという価値観」

これを持ってる人と持ってない人で結果が全然違うんす。特に高齢者。

「患者様」だぞと思う人

「今からでもなんとか身体を長く維持したいから努力したい」という人

僕は本来、働いている人に対してより良い仕事をしてもらうための鍼灸を目指しています。なので働いている人達がメイン。高齢者も居ますが、80代でも皆さん現役。

働いてる上で身体をより良くしたいという価値観があるから、施術すると身体は良くなりやすいし、少なくとも悪くなりにくい。

何もしなければ現状から変わらないと思いがちですが、ある一定以上を超えると
何もしなければ悪くなる一方です。

その為には「患者である」価値観って大事で、それが腑に落ちると何をしたらいいか、何をして貰えばいいかを探し始める。自分とそういう向き合いが出来る様になると、自分に合った対処法に納得できる。

この価値観を持ってもらう事が僕は大事だと思うので、そこに焦点当ててる気がする。必ずウチの鍼灸で治してやるとは思ってない。

自分の身体のことはどう足掻こうが自分の責任。そして、その責任を負えるのも自分しか居ない。
自分の身体がちゃんと使えるうちに自分を綺麗に死なせられる様にという死生観って僕は大事だと思う。

その為の手段の一つ一つは個人個人違う。
鍼灸がいい人もいれば、投薬がいい人もいる。サプリだったり、食養生だったり、手術、休息が必要な人もいれば、働き続けるから元気な人もいる。

僕はウチに偶然来てしまった人達にはこうあってほしいと思うし、割とそういう話をする。

僕はうちに通って欲しいとは思っていない。だから他の方法も勧める。生命保険に入っている人が大半なので病院も勧める。

自分自身で納得出来る方法を探してほしい。

そして自分自身が納得出来る生をまっとうして欲しい。

自分も含め、皆さんが安心して生をまっとう出来るといいなと思う。

患者をみながら、自身が納得するまで生ききって綺麗に死ねるというのは、今の世の中では難しい事になっていると思う。

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