バタバタ茶について
今日は新潟県糸魚川、富山県北部で生産されているお茶、バタバタ茶を飲みました。
日本茶というと緑茶のイメージがあると思います。しかし、緑茶以外の日本茶ももちろんあります。例えば日本で生産されている紅茶である、和紅茶があります。
和紅茶も知名度は高くないのですが、後発酵茶を知っている方はかなり少ないでしょう。
後発酵茶とは微生物による発酵を施しているお茶のこと。紅茶のことを完全発酵茶などと呼びますが、実際に一般的な意味で発酵しているわけではありません。お茶の文脈で通常使われる「発酵」とは酸化発酵のことなんです。
しかし、後発酵茶は違います。本当の意味で微生物による発酵が行われているお茶なんです。最も有名な後発酵茶は中国のプーアール茶だと言えると思います。
この後発酵茶、日本でも生産していて、そのうちの一つが今日紹介するバタバタ茶なんです。
「バタバタ」という不思議な名前は、このお茶が茶碗、茶筅を使って点てられる事によります。このお茶は、小枝についたお茶をそのまま発酵させているようです。
飲んでみると、色は茶色く、味はほうじ茶に近いですが、少しエグみを感じました。発酵していても、あまり酸っぱさのようなものは感じられず面白かったです。
これからも色々な日本茶を飲んでみたいと改めて思わせてくれる一杯でした。