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一年前の自分との比較


去年の1月のnote記事の一つを見直してみた。

こうして毎日noteを書くことは日記代わりで、その時の自分の状況と心理状態がわかる。
去年の今頃、長年抱えていた仕事を手放すことにしたので、解放感でいっぱいの記事になっている。
あの時の気持ちよさは、いまだに覚えている。
この先のことで胸がワクワクし、やりたいことを思いっきりやれるという喜びでいっぱいだった。何より「自由」を満喫した。
それ以降、自由と新しい出会いと、数回の海外旅行を経験した。
新しい世界を知り、付き合う人たちが完全に変化した。さらに、思考の断捨離は続いた。
1年で、小説の懸賞には短編小説も含めて10作品ほど出した。
結果がダメだったものもあるし、結果待ちのものもある。
そんな一年を過ごした今、確信できたことがある。

小説は一生書いていく。売れようが売れなかろうが、書き続ける。
これを確信したことは、私にとっての一番の収穫だった。これを人生の中心に置いていく生き方をしよう、と決めた。

ただ、新たな出会いや、新しい世界を知ったことで、小説を書いて生きていくというだけでなくてもいいのではないか、と思うようになった。
小説にもいろんなものがあるように、売り方にもいろんな方法が生まれている。
それがnoteであり、文フリだ。
真剣に文フリへの参加を考えている。そのために今、書き溜めた小説、エッセイの整理を始めている。
1年間書き続けたおかげで、作品数は相当になっている。
このnoteの記事もそうだが、それ以外にも別アカウントに書いたものもある。
さらに書き下ろしで加えていくことで、文フリに出せるものができそうな気がしている。

ただ今年はもう少し仕事もしようと思っている。まずは小説を落ち着いて書ける拠点を見つけ(今物件探しの最中だ)落ち着いたら本格的に仕事をしよう、と思っている。
私にできることは限られているが、私からアクションを起こせば仕事はできそうな気がしている。

時代は常に変化し、進化する。
人の生き方は、時代の変化に左右されない部分もあれば、乗っかっていったほうがいいこともある。
どんなに時代が進化しても、最後には人は死んでしまうことは不変だ。
しかし、時代の変化によって小説の売り方も変化したように、時代をうまく利用していく生き方があっていい。
スケジュールがほぼ真っ白の1年間を過ごした今、半分くらいはスケジュールを埋めてもいいかな、と思うようになった。
これも色々と挑戦し、体験してみてわかった事だ。

そして、絶対にやりたいことがもう一つ見つかった。
それは、冬の3ヶ月間の日本脱出計画だ。
寒さが本当に苦手で、嫌いだ。
冬の美しさ、というのもわからなくはない。それはあくまで自分が暖かい場所にいる時に「美しい」と思うだけだ。
体が冷え切ると、ろくなことはない。そのために移住まで検討した。(それだけが理由ではないけれど)しかし、冬の間の避寒地への脱出を目標にすれば、怖いことは何もない。
その間も避寒地先で私は、リラックスして小説を書き続けることができるし、オンライン完結の仕事もできる。

総合的に自分の欲望を結集した結果、一つの答えが見えてきた。パーっと光が差し込んできた気がした。これらは昨年末から今年の初めに起きた出来事だ。
「今の」自分に合った生き方を見つけた気がした。
これも休んだからこそ、そして真剣に小説や小説を書く人生と向き合ったからこそわかった、私にとっての最適解だ。
と、今は思う。

仕事を手放してみてわかったが、時代も変化するが、人も変化する。
ずっと手放したくて手放せなかったものを手放してみて、わかったことがたくさんある。
それは「いつでも自由に生き方を変えられる」「いつでもどこにでも飛んでいける」フットワークの軽さだ。
と、同時に「言わなくなった言葉」もある。
それは、「成長」という言葉だ。

多くの発見はしたけど、成長かどうかはわからない。
成長を求めて今まで生きてきたけど、今は成長よりもこの瞬間の幸せの方が大事。
多くの経験をしたけど、成長したかどうかはわからない。

ある意味、「成長」はどうでもいいことのように思えている。
これは私にとって大きな変化だ。

その分、コロコロと変わっているように外からは見えるかもしれないが、人がどう思うかよりも、自分が満足しているか、だ。
変化しないことがいい、というのは、おそらく変化しない方が助かる人がいう事だ。
仏教にも「諸行無常」という言葉があるように、時代も世の中も人も常に変化し続ける、とブッダも言っているのだから。ずっと昔からそうだったはずなのだ。
なんだか自分が変化していることへの言い訳のように見えなくもないが、正直なところを書いてみた。

さて、来年の今頃この記事を読んで私はどう思っているのだろうか。
生き方に正解なんてどこにもない。ただあるのは、自分のその瞬間の幸福感だけだ。

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Hiromi.U
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