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「以前は絶対に言わなかった自分への言葉」
それは
「それが私だから」
つい先ほどもそれを自分に対して言っていた。
「若い時に、もっとこうしていたらよかったのに」
と思い返したことがあった。
誰しも、過去に後悔していることがあると思う。
私も、そう考えてみれば「後悔だらけ」だ。
音楽の道に進もうと思っていたのに、自分には合わない、と気づき、
方向転換をした時もそう思った。
「なぜもっと早くに気づかなかったのだろう」
と。
結婚も、子育ても、後悔が一つもないと言ったら嘘になる。
そして、2017年に東京にスクールを移転し、曲がりなりにも
うまくいった時、「なんでもっと早くに決断しなかったんだろう」と
思った。
以前の自分だったら、過去を反省しても、後悔しても仕方がないことはわかっているのに、自分を責めたり、次はどうしたらいいのか、を真面目に反省し、時にくよくよ考えていた。
そして、自分に言っていた。
「なんて自分は不器用なんだろう」
「まだまだだな、自分」
と、自己否定の言葉を自分に言っていた。
でも、今日は全く違った。
「なんでもっと○○しなかったんだろう」
と思った次の瞬間
「だって、これが私だから」
と、つぶやいていた。
なんという開き直り(笑)
なんという自己容認。
「これが私だから」を
英語で言うと
「This is me.」
大ヒット映画、「グレイテスト ショーマン」の中の挿入歌のタイトルだ。
「これが私だ」
という言葉を自分に言っていたことに気づき、びっくりした。
自己容認か、開き直りかわからないが、今はその回り道も、
後悔も、私が全て経験したかったのだろう、と思える。
決して器用な、時流を見て生きるなんてことはできない自分。
ただただ目の前にあることを、一つ一つ一生懸命にやってきた自分。
それが私だ。
全ての経験は無駄にならない、という言葉があるが、
今は
「全ての経験は無駄にしてたまるか」
と思っている。
先日も税理士先生に言っていた。
「このコロナで味わったことは、全てネタにします」
と。
まあ、いくつになっても、鼻っ柱は強いまま。
そう、これが私だ。
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