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心の闇



おどろおどろしいタイトルになってしまったが、先日私が開催した「自己分析セミナー」の影響で、私自身も自分の闇を書き出してみた。


参加してくださった方のご質問で

「闇の部分を思い出すことが難しかったし、心が痛かった」と
聞いて、その気持ちはよくわかるな、と思ったからだ。


実は生徒さんたちが面接に向かう際、この闇というよりネガテイブな部分について面接官から質問をされることが多く、「闇潰し」と称して、「認知を変える」ことをやってきた。
私はカウンセリングの専門家ではないが、経験は相当ある。

この聞かれたくないと思っている闇を引きずったままだと、自分に自信が持てないし、面接も結果的にうまくいかないからやってきた。

最初は生徒さんたちは嫌がるが、私が一緒に聞いて客観的な感想をいうことで、だんだんと「なんだ、そんなことだったのか」と思えてくる。

「あんなに悩んでいたのが、馬鹿らしい」と思えたらしめたものだ。


ただ、生徒さんたちの「闇」の認知を変えることはやっていたが、自分自身については頭でなんとなく理解していただけで、実際には書き出しもしてなかったので、ある本を読み直したことがきっかけで、書き出してみた。


私が書き出したのは、自分で決めた次のテーマについてだ。

「私の闇部分」

「ありのままの自分」

「人生に影響を与えた出来事とその後」


書き始めると、スラスラと筆が進んで、且つほとんどの出来事について「解釈」ができていて、その先の行動につながっていることがわかった。

これはおそらく私自身が、考えることが日常化していて、振り返りを感情抜きでできるからだろうと思った。

一般的に不幸な出来事の場合、感情に振り回されてなかなか客観的に見ることはできない。
ただ、私は息子の死を始め、他にも本当にいろんな大変なことに遭遇してきたからなのか、大変なことが起きた時に感情を切り離す訓練ができている様に思う。


話を戻すと、この「セルフワーク」をやってみて気づいたことがある。


・本来行くべき方向と違う方向に行っているときは、それをやめさせるために何か大変なことが起きている。


・理由はわからないけど、なんとなく嫌だ、なんとなく不安だ、なんとなくやめたほうがいい、と思っていたことはことごとく当たっていて、それを無視するとさらにそこにストップをかけさせる様な出来事が起きている。


・本来行くべき方向と違う方向に行った理由は、自分の闇の部分と直結している。


完全にセルフカウンセリング状態だ(笑)


やはり「振り返り」というのは、時々やって見ることが大事なんだ、と思ったし、
自分が無意識のうちに気にしている部分が、実は意思決定の際に大きな原因となっているということが改めてわかったので、納得できた。


例えば、私は案外父に評価されることを大事にしてきていて、その父に認めてもらいたいと思うことが様々な意思決定につながっていて、苦しんだこともあった。
母は全面的に私を認め受け入れてくれているという安心感があったのだが、父は私の中で畏怖の念を持っていたんだな、と思う。(今は卒業したけど)

誰でも親や兄弟の影響は少なからず受けているし、その後の出来事によってさらに影響を受けていく。
その時々で、自分にとって都合の良い認知ができれば問題はないが、自分を苦しめる認知をしてしまうとその後にも影響が出てくる。


ただ、これがわかったことで決して自分を否定はしない。
「そんなことが影響していたから、こんなことが起きたんだな」
と、苦しい思いをした自分を癒し、慰め、本当によくやったよね、と評価している。
今日はさらに自分を甘やかそうと思っている(笑)


さらに今後は「自分らしく」生きやすくなったし、なんとなく感じる直感は本当に信じていいんだ、と思ったし、むしろその直感だけを信じていけば自分で決めなくてもいいんだ、と思えた。

今はスッキリしている。

セルフカウンセリング、よかったらやってみてほしい。


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