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宮古島1週間・避寒地への旅DAY2 島で「ゆるむ」

Day①はこちら。



避寒地宮古島での2日目。
今日も晴れ!!


雲ひとつない朝


すぐに外に出てみると、全然寒くない。
今日も長袖一枚で出かけられそうだ。
この1週間の滞在に合わせ、夏服を持参しているが、それが役に立ちそうだ。

起き抜けに、持参したパックごはんとお味噌汁、昨日購入した糠漬け、海苔、ゆで卵を食べる。お茶類のパックもたくさん持参した。
朝ごはんがついてないホテルでは、ご飯と味噌汁、そしてお茶パックは必須だ。

その後コンビニで、2リットルの水を買う。そのついでにバナナや、美味しそうなミニトマト、お菓子類を買う。
ここのコンビニには、あまり外国人は働いていないようだった。そこも、本土と離島の違いの一つなのかもしれない。



コンビニに向かう途中の家の前にあるシーサー
こんな景色を見ながらコンビニへ

午前中に書きたいものを書き、用事を済ませ、11時ごろに「島」を目掛けて出発した。

正直、この旅は「避寒」が目的なので、以前一泊しかしたことがない宮古島のことを、ろくに調べてもいなかった。昨日、ホテルのフロントでもらった宮古島の旅行ガイドを見ながら、おおよそのこのホテルのロケーション、島、そしてバスも調べた。
11時台に、橋を渡ってくれる「池間島」へのバスがあることを知った。乗ってしまえば、終点で降りればいい、というその簡単さもありがたかった。

ただ、バス停までまず20分近く歩く。生来の方向音痴もあるので、早めにホテルを出た。
少々迷いながら歩く通りには、誰もいない。ただ車だけが通り過ぎる。島の人たちは、完全な車社会で、観光客でさえレンタカーを借りているのが普通だ。
今回、レンタカーを借りてもよかったのに、免許証を忘れてきてしまった。
同時に、コンタクトレンズも忘れてきていて、普段は寝る前くらいにしかかけない、メガネをかけたままの1週間を過ごすことになっている。

おかげで、「非日常感」が半端ない。
普段と違う気候、目に入る景色(コンタクトとメガネは微妙に違う)、自分の顔(メガネの顔だから)が違うと、きっといつもと違う1週間になるだろうと思った。

バスは、タクシーとバス会社が一緒になっている、「八千代タクシー」の本社前の「平良」というバス停から乗る。この「平良」は「たいら」と読むのだと思っていたら、「ひらら」と読むらしい。なんか可愛い地名だ。


ここにバス停がある
1日のバスはこれだけ



時間は50分くらい。バスに乗ると、「どこまで?」と聞かれる。
「池間島まで」と答えると、「学校裏?」と聞かれたが、確かにGoogleにはそう書いてあったけど、自信がなかったので、「一番近いバス停はどこですか」と聞くと、「漁協前と学校裏があるの」と言う。「お店とかがいっぱいあるところで」と言うと、「まあ、いいから座って」と言われバスは発車した。


その後乗ってくる人たちは、常連なのか何も言わずにバスに乗り、降りていくが、観光客らしき人は「島尻湊まで」など、行き先を告げている。
降りる時はブザーを押して降りる意思を伝えるのだが、仕組みがよくわからない。
まあ、終点近くになったら降りよう、と思い、天気が良く、太陽の日差しを十分に浴びることができる席に座り、車窓の風景を楽しむ。

太陽があるだけで、こんなにも全ての景色が美しく見える。あー、太陽好きには最高だ。やがて、橋を渡り始めると、左右両方に海が広がる。どっちを見ても、最高だ。

思わずスクショを撮ってしまうほど青い海
バスに乗っているだけで、この景色が見られるなんて、すごい贅沢!!
ご褒美のような景色


私は一体池間島のどこに行きたいのだろうと、再度Googleマップを見ると、ハンバーガー屋が目についた。以前宮古島に来た時も、おしゃれなカフェとしてネットで見つけた
ハンバーガー屋の別店舗が池間島にオープンしているらしい。
写真を見てもいい感じなので、調べると「終点 漁協前」から徒歩数分だと分かった。

終点までは他の乗客は全て降りてしまい、私だけになった。
学校裏というところには、確かにいくつかの店があるな、と思っていたら、運転手が「ここが、店が多いところだけど」と言うが、私は「漁協前までお願いします」と言って、終点で降りることにした。降りる際に、運転手は時刻表を見せながら、バスの乗り方を説明してくれた。
帰りのバスは1時間後。
早速ハンバーガー屋でランチとしよう。



バスを降りたところ 漁に出る人たちはいるのだろうが、何もない 人もいない

店に行く前に、すでに感動していた。
海。
海。
近くまで行くと、この透明度。
地元の人はこれが普通なんだろうけど、モルデイブの海の透明度に感動してたが、全く負けてない。知らなかった・・・
前回は、わずか一泊で終わったため、島巡りは全くできていない。平良港近くのホテルに泊まり、部屋から海を見るだけで忙殺されていた日々を忘れることができたから。


透明度にびっくり
透けて見える
橋が見える
なんという贅沢な景色


そして目的地のハンバーガー店へ。


おしゃれ
ここが店頭 ここでハンバーガーなどを注文する


おしゃれ。
シンプルだけど、おしゃれ。
知る人ぞ知る「ダグズバーガー池間島店」



店員さんは二人。でも観光客はひっきりなしにやってくる。私が店内でたった一人になったのは、数分しかない。きっとみんなネットで知っていて、ここに訪れるのを一つの目的にしているのだろう。
そしていただいたのが、こちら。

一番シンプルなチーズバーガーをセットにしたもの。
それでもお値段は、3,000円越え。
この景色を見ながら食べられることを含めてのお値段だと思えば、まあそれもいいだろう。

カウンター席に座り、開かれた窓から海を眺める。


カウンター席から見える景色
美味しかった
多良間牛バーガー


すぐ外には、戸外の席もある。今日はお天気もいいから、外もきっと気持ちいい。
次々にやってくる人たちは、それぞれの方言や英語で話しているところから、地元民より観光客が圧倒的に多いことがわかる。


テラス席から見た景色


ゆるむ。
美しい景色と、のんびりした時間が、心をゆるませる。
頭もゆるむ。
寒くもないから、体もゆるむ。
こんなにゆるゆると生きていいんだ、こんなにゆるゆると生きられるんだ、と思うと、なんだかがむしゃらに頑張り過ぎた日々が、もったいないと思えた。

「頑張る」のはいいけど、「頑張りすぎる」のはダメだ。少なくとも今の私には合わない。この1週間の滞在中、ずっと「ゆるむ」と言う言葉が、頭の中をぐるぐると駆け巡っていた。ゆるむことが必要だったのかもしれない。
ゆるんだ生活を体験する必要があったのかもしれない。
ゆるんだ中で、何かが生まれるのかもしれない。

のんびりと、ぼーっと過ごしていると、バスの時間がやってきた。
帰りは慣れたもので、バスに乗ると先ほどとは違うドライバーに行き先を告げ、一番後ろの、少し高い席に座る。眺めがいいからだ。
地元の人たちが乗ってきては降りていく。


いかにも南国、という建物が至る所にある

途中、行きにも停まった「島尻港」というバス停が気になった。
ここからはどこ行きの船が出ているんだろう・・・
そう思い、調べてみると「大神島」「呼ばれた人だけが行く島」「神が宿る島」と言う言葉が目に入ってきた。
面白そうだ。
明日の予定が決まった。

これから市内へ出て、散策してみることにした。
カフェと言っても、いわゆるチェーン店は少ないようだ。そこで、「喫茶店」をGoogleで見つけ、行ってみた。


ショップカード
ショップカード裏

これが、私にはハマった。
この後もう一度行くことになったことから、好みだったのだろう。

何がいいって、お値段もまあまあ、地元の人が多い、さらにコレクション。
店内の壁面には、漫画、古い雑誌、それもバイクや、男性ファッション雑誌などがあり、今ではおそらく手に入らない貴重なものばかりがある。それが自由に読めるのだ。


屋根の高い店内
一面のレコード



さらにレコード。
確かに店内で流れているのは、70年代のファンキーミュージック。
オーナーこだわりの店なのだ、ということがよくわかる。店内は禁煙で、天井も高いので、一度座ると居心地がいい。



DJブースっぽいものもあった
ぜんざいをなぜかいただく


計画性なしの、行き当たりばったりの、まるで住んでいるかのように過ごす旅。
移住、と言う言葉がちらほらと頭に浮かぶ。
海外移住よりは簡単だ。
だが、それが甘いと言うことに、後から気がついてしまった。


まだ明るいうちに、歩いてホテルへ戻った 日の入りは18:30!!
日が長い・・・


続く


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Hiromi.U
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