【第16回】【医師が解説】人は7時間以上寝れないからだになっている?!
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みなさんお疲れ様です!植木学です。
まなぶRADIO。
今日のテーマは「人は7時間以上寝れないからだになっている?!」です。
僕は大学時代睡眠医学の研究室で1年間ほど研究をしていました。
まあかじった程度なのでめっちゃ詳しいってわけではないんですけど、それなりに関心はもっています。
で、今日のテーマなんですけど、
人は7時間以上寝れないからだになっているということなんですね。
これ、なんか実感としては違和感を持つ方が多いんじゃないかなと思うんですね。
よく言われる話だと、
7時間の睡眠を取れている人は1番健康的で、それより短くても長くても死亡率が上がると、そういうデータがよく取り上げられるんですね。
短い方は単純に寝不足だとからだに悪いということなんですね。
これは仕事とかで十分に睡眠をとれないとか、あるいは不安、緊張で寝れないというのが原因としては考えられますよね。
じゃあ逆に、長くて死亡率が上がるっていうのは、睡眠時間が長いから死亡率が上がるって考えがちなんですけど、これは違っていて、
人はそもそも7時間以上寝れないんですね。
健康だと。
つまり、7時間以上寝てしまっているということは、からだに何らかの不具合が生じているということなんです。
だから、睡眠時間が長いから死亡率が高いんじゃなくて、
死亡率が高くなるような不具合がある人が、睡眠時間が長くなるっていうことなんです。
で、今回どうしてこの話をしたかっていうと、
7時間以上寝てしまう、あるいは7時間寝ていても寝足りない。
そういう人は、なんらかのストレスを抱えているんだと知ってほしいということです。
そういう性質というわけではないんですね。
もちろんゼロではないですけど、ほとんどの人は性質的ではなくてストレスによるものだということなんです。
結構、精神的にストレスを抱えている場合とかが一般的に睡眠時間が変動する人が多いんじゃないかなと思います。もちろん、からだの病気によるストレスでも睡眠時間が長くなる可能性はあります。
ただ、ここでまた伝えたいのは、
「自己否定」をする必要はないということを伝えたかったんです。
「昼に起きてしまった…」とか「全然今日頑張れなかった…」とか思ってネガティブになってしまう人っていっぱいいると思います。
勇気を振り絞って言いますが、僕もそういう日は全然あります。
だからと言って、そのときに「自己否定」をする必要はないということです。
なぜなら、それはあなたが悪いんではなくて、あなたの中にあるストレスが睡眠を余計取らせようとしているだけなんです。
だから、なかなか起きれないとか、寝ているのに寝足りないとか、そういうふうに感じている人は、まずはストレスの対処が必要なんだと、そういうふうに考えてもらうのが、「すこやかな考え方」だと思います。
今日はそれを伝えたくて、このテーマにしました。
もう一度まとめると、
人は7時間以上寝れないからだになっています。
7時間以上寝てしまうとか、寝足りないと感じてしまう場合は、
なんらかのストレスを抱えている可能性があります。
なので、あなたが悪いんではないんです。
起きれなかったくそー!って思う必要はないんです。
ただ、今の自分の状態として、起きれないのはストレスを抱えている可能性があるから
仕方がないんです。(この諦めが実はものすごく大事)
だから、まずはストレスの出どころを調べて、それに対処する。
ただそれだけ。
それだけを見つめてあげてください。
そうしていけば、自ずと7時間で十分って感じられるからだになります。
僕自身も最近はそうなってきています。
ぜひ、参考にしてみてください。
それでは、また明日。