睡眠の質が悪いのは腸内細菌のせい??
最近の研究で、
腸内細菌には睡眠の質を大きく左右する力がある事がわかっている。
人間が眠くなるのは、
脳の中心ある松果体から分泌される
「睡眠ホルモン」「メラトニン」の作用になるもの。
メラトニンの1日の分泌は体内時計によって
管理されており朝日を浴びるとメラトニンの分泌が止まる。
朝になって分泌が止まったメラトニンは、
約15時間たった頃に再び分泌量が増え始める。
タンパク質は腸内細菌によって分解・合成されて、トリプトファンという物質を作りだす。
腸内細菌が多くて善玉菌がより多いと、
睡眠ホルモン・メラトニンの生成が活発になる。
腸内細菌は1人あたり1000種類以上
数にして100兆個もあると言われいる。
腸内細菌の集まりである腸内細菌叢が
肥満や2型糖尿病などの生活習慣病の発症や悪化に関与している事がわかってる。
腸内環境は脳機能とお互いに影響しあっている。
様々な研究でも腸内細菌叢が減ってしまうと、睡眠の質が低下する可能性があるという研究も発表している。
腸内細菌はすごく繊細で、
生活習慣次第で数やバランスがあっという間に変わってしまう。
腸内細菌が減ってしまうと、
体のビタミンB6とセロトニンが減ってしまうことがわかっている。
ビタミンB6は、
特にタンパク質の分解を助ける働きをしており、赤血球のヘモグロビンの合成にも欠かせない栄養素。
ここで今日の本題。
腸内細菌が減少すると、
「セロトニン」も大幅に減ってしまっている事がわかっている。
ぼくのnoteで何度か伝えている
「セロトニン」
メンタルを大きく働きかけるホルモンである。
セロトニンとは簡単に言うと、
幸せホルモンである。
セロトニンは
神経を興奮させるノルアドレナリン。
快感を増幅させるドーパミンと並んで、
感情や精神面、睡眠など人間の大切な機能に深く関係する三大神経伝達物質の1つでもある。
セロトニンが不足すると、
慢性的なストレスや疲労、イライラ感。
うつ病や不眠といった症状が現れる。
まとめ
胃腸も脳はかなり密接に繋がっている。
以前にも紹介した「腸脳相関」と呼ばれる言葉あるくらい。
悩んだり落ち込んだりした時は、
腸内環境を整える事からやってみよう。
以上。
またね!!