コロナ禍で活躍した医療福祉従事者の方にキャンピングカーを無料でレンタルした話
こんにちは。植林雅史です。
最近は雨が続けばジメジメして晴れたと思ったら暑い…そんな気候の変動に対応するのに精一杯な日々を過ごしています。
キャンピングカーのレンタル事業を2021年の4月にスタートして早3ヶ月が経ちました。この3ヶ月を経過していろいろなことを感じていろいろなことを経験していろいろな方と出会い、「え?まだ3ヶ月しか経ってないの?」と思う日が続いています。人によっては充実してると時間の経過が早く感じる方もいますが、僕は「え?まだ…」と思うほど時間の経過がゆっくりと感じます。なんでか何となく考えてみると自分自身が一生懸命になってて、勝手に「これくらい時間が経ってるだろう」と期待して、いざ現実を見ると「そんなに進んでなかった」という感覚。。。
伝わってないような…
そうそう、キャンピングカーのレンタカーの話。
キャンピングカーのレンタカー「WONDERWALL佐賀嬉野店」がオープンして徐々にいろんな方からの問い合わせや予約が増えてきています。
でも、ただレンタルするだけでは何か物足りないように感じて企画したのがこのキャンペーンです。
医療福祉従事者の皆様に感謝を込めて「WONDERWALL佐賀嬉野店」のキャンピングカーを無料でレンタルしてもらうキャンペーンです。
今回なぜこのような企画をしようと思ったのかというと、このようなコロナ禍である世の中で全員が大変で苦しい思いをして過ごされてて、その中でもメディアやマスコミで多く目にしたのが「医療・福祉関係の皆様の存在」でした。大変な状況の中最前線で活躍されてる医療福祉従事者の皆様がキャンピングカーを利用して少しでも息抜きになればという想いで計画しました。
今回の企画の模様を地元の「サガテレビ」に取り上げていただきました。
今回のキャンペーンでは応募フォームにて先着順でのご案内をして、地元の佐賀新聞にも掲載していただいたおかげで、11組もの方から是非利用したいとご応募があり開始から約1週間で応募を締め切ることになりました。応募を締め切ってからも、たくさんお電話をいただくほどの反響に驚きました。
意外にも新聞をご覧になってご連絡してくれた方がたくさんいて新聞の影響も大きいことを実感しました。
そして6月中での利用条件として、天候に恵まれずキャンセルされた方もいらっしゃいましたが無事皆さん帰ってこられてキャンペーンが終了しました。
このキャンペーンが始まるまではどうなるかと不安な気持ちでいっぱいでした。「どんな方が来るんだろう」「自分の接客は大丈夫だろうか?」そんなことばかり募ってましたが、いざ始まってみると皆さん優しく説明も丁寧に聞いてくれたり、質問してくれたりと、たくさんの素敵な方に出会えて日に日に楽しくなってきました。
僕の中で、言ってしまえば医療福祉従事者に感謝するという部分だけにしか目がいってませんでした。しかし、初めて会うお客さんにも関わらず、お土産を買って来てくれたり、一緒に来ないかと誘われたり、YouTube見てますと言ってくれたり、洗車までして返してくれたり、家族の仲が深まりましたと言ってくれたり、お子さんから手紙をいただいたり…利用して返却の時には皆さん満足感溢れて帰ってこられました。それを見ると「感謝」の想いで始めたこの企画のはずが、実際に接客をしてキャンピングカーというものが家族の仲を深めたり、新しい旅の選択肢が増えたりと人の心を幸せにしてくれるものだと気付きました。接客をすることによって、その感覚を直接感じることができたのも僕にとってもいい経験となりました。
そして返却時に「WONDERWALL佐賀嬉野店」からほんの少しですが感謝を込めて利用してくれた皆さんに花束を贈りました。みなさん驚かれ喜んでいただき、これまた嬉しかったです。
まだまだオープンして約3ヶ月。
通常のレンタルは少しずつお客様が増えてきているものの、まだまだな現状です。
しかし、無料で医療福祉従事者の皆さんにレンタルしてみて、キャンピングカーの素晴らしさにも改めて気付くことができました。勝手ながら男性の支持が強いと思っていましたが、今回のキャンペーンではたくさんの女性やお子さんが利用してくださり、「テントよりも良かった」「子供たちがベッドを気に入っていた」「もう一回借りたい」など男性からはもちろん、女性や子どもたちから直接聞けたことが何よりこの企画を実施してよかったと感じました。そして、この企画を通して、たくさんの方に出会えたことに感謝しています。
これからは通常のレンタルに戻りますが、このキャンペーンで得た経験を活かして、これからもたくさんいい気持ちで満足してもらえるように頑張っていきます。
佐賀県嬉野市という小さな町で、更に山奥でレンタルを行っています。嬉野の高速のインターからも車で20分ほどかかる場所ですが、そんな場所にわざわざレンタルしに来て、そこから旅に出かけてもらう。そのついでに、僕が活動している嬉野市春日地区見てほしい。そんな想いで今日からもまたお客様を待ってます。