Quicker プロダクトチーム 2022 2Q振り返り
Quicker の開発責任者をしている宇田川(@udayan28)です。
やっと肌寒くなってきましたね。令和ちゃんの気温調整に振り回されています。
10月の頭に業務委託・副業含めた開発チーム全員で2022 2Qの振り返りを行ったのでその一部を共有します。
前Qの振り返りはこちら↓
2022 2Qに起きたこと
2Qに起きたことはこんな感じです。順に紹介していきます。
コールバック機能のリリース
設定画面のリニューアル
コールバック機能のリリース
前Qから作っていた「問い合わせ直後に営業担当者にQuickerが発信し、電話に出ると問い合わせ顧客にQuickerが電話をつなぐ」という機能をリリースしました。
導入企業の担当者からの反応も良く、「温度感が高いお客さまとストレス無くすぐに話せるのが良い」と言っていただいております。
また、実際に問い合わせた方からもすぐに営業担当者につながったことが好印象だったようです。
引き続き、問い合わせたお客様、営業担当者の双方がストレス無くコミュニケーションできるよう、プロダクトをアップデートしていきます!
プレスリリースはこちら↓
設定画面のリニューアル
初期に想定していたよりも機能が増えてしまい、「そろそろ設定画面のデザインリニューアルをしないとつらくない...?」という気持ちをずっと感じていたんですが、やっとリリースにこぎつけることができました。
振り返りの結果
上記の話をしつつ、GPT(KPT の Keep を Good に変えたもの)を使って開発メンバー全員で振り返りを行いました。
GPTで上がったものの中で各GoodとProblemをそれぞれ3 つぐらいを取り上げます。
※ TryはProblemを解決するものを採用するのでスキップします
Good
改善系タスクが進捗
設定画面のリニューアル
社内ツールにRust 🦀を導入
改善系タスクが進捗
今までの振り返りで候補に上がっていたものに着手しました。まだ定着までできているとは言えないですが、導入するというハードルを越えられたので定着するよう少しずつメンバーで運用を進めていければと思っています。
行った改善系タスクは下記です。
Storybookでの共通コンポーネントの管理・可視化
unit、e2eテストの追加
yarn workspaceの導入
プルリクごとにフロントエンドのバンドルサイズを可視化
設定画面のリニューアル
2Qに起きたことにも記載しましたが、こちらはエンジニア側でも使いづらいと思っており、リニューアルして、かっこよくなった、使いやすくなったと言っていました。
社内ツールにRust 🦀を導入
mizchiさんの「たかがJavaScript」のその先」の中で藤村さん(STORES CTO)が分析サーバーはいろいろな言語を試すという話が出てくるのですが、私はこのエピソードがとても好きです。
いろいろな問題で実運用にすぐに移せない言語や技術でも社内ツールにはエンジニアの勉強になる・キャリアに活きるようなものを積極的に採用したいと思っています。
今回でいうと完全にオーバースペックなんですが、私も含めてメンバーの良い勉強の機会だと思い、Rustで社内ツールを作ることにしました。
そのうち経緯やどんなツールを作ったのかのブログが出ると思います。
Problem
デプロイに時間がかかる
QAとレビュー対応者が少ない
メンテしづらいコードが放置され、増殖してきている
デプロイに時間がかかる
Cloud Functionsが主な原因なのですが、functionが増えてきたことで、デプロイ時間が増えてきました。リリースでも問題にはなるのですが、主にstaging環境でのチェックの際に修正対応が反映されるまでに時間がかかることがチームで問題視されています。ここはCloud Functionsまわりの設定の見直し等、できることを探して対応していく予定です。
QAとレビュー対応者が少ない
稼働時間が多いメンバーが他の業務に追われることでレビューやQAが後手にまわり、リリース作業・スケジュールに影響が出るという状況でした。開発フローの見直しをすると共に、フルタイムのエンジニアを増やさないと根本的な解決にならないのではという話になりました。
採用がんばります!
メンテしづらいコードが放置され、増殖してきている
私含めたいろいろなメンバーがスピード重視で書いたコードにそのまま機能追加をすることでメンテナンス性が低下してきているという話があがりました。
原因として、開発中に「あんまり良くないコードだけどリリース優先」が繰り返され、結果として、テストが書きづらかったり、機能拡張がしづらいコードが増えているのでは?という話でした。チームとしてリリース優先は仕方ないとしても気がついたタイミングでリファクタリングタスクを切り、チームとしてその数を監視して減らす仕組みを作ろうという話になりました。
最後に
今Qは負債に向き合うQだったと思っています。改善が進んだところもあれば、まだまだなところもあり、チームで引き続き対応していきたいと思います!
Quicker 開発チームではこんな感じで振り返りを行っています。プロダクトやチームをよくしていきたい、そういう仕組みづくりに興味があるメンバーを大募集しております!
ここには公開していない内容もカジュアル面談だとお話できたりするので、気になる方はこちらからぜひ!
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