最後の教壇
終了式。クラス最後の日です。
クラスの子どもたちは、最後の日となり、泣いている子もたくさんいました。このクラスで6年生になりたいと・・・
私としてはやっぱりそういってもらえるのが嬉しくもなります。ただ、そう思ってくれている子が全員かといえば、そうではない。
そう考えると毎年、担任として精一杯やってきたつもりだが、まだまだやれることがあったかなと考えてしまいます…
ただ、担任として、子どもたちの前で教壇に立つのも最後。やっぱりこみ上げてくるものがありました。
「来年も担任してな」といった言葉。
終了式の日が近づくにつれて、私に言ってきてくれるのですが、それを聞くと辛くなる・・・
電話で保護者がお礼を伝えてくれました。
「こんなに娘が変わったのは先生のおかげです。来年も先生がいいと言っています。」
本当にありがたいお話です。
教員という職業、確かに大変だとは思います。ただ、自分の中では世間が言うほど、それほどとは思っておらず本当に楽しく仕事をさせていただきました。
同僚や保護者に恵まれ、おかげさまで、今日まで素敵な時間を過ごすことができました。
ただ、これからの自分の生き方やあり方を考えたとき、手放す必要があると思い、決心した退職。
手放すからこそ、新しいことが手に入ります。さらなる自分の幸せや関心にしたがって生きていきます。