手間と出会い
序章
今回はこちらを読んだ感想を綴っていきたい。
こちらの本はねこつうさんという方が書かれた本(電子書籍)で、ボイスドラマのノウハウ本である。
この本を読むきっかけとなったのは正直ボイスドラマとかそういうのは関係なくただKindleで一冊読んでみたいというちっぽけな欲望だった。そのときに何かいい本はないかと探していたときにねこつうさんが本を出していることを思い出し、即購入して読ませていただいたといった経緯だ。
ここで一旦著者のねこつうさんについてご紹介させていただく。ねこつうさんは音声投稿サイトHEAR;というサイトのユーザーの1人で、そこでボイスドラマなどの音声投稿をされている方だ。他にもstand.fm、noteでも何かしら発信をされている方だ。
実は私もHEAR;のユーザーであり、そこで私もねこつうさんを知った身だ。
ねこつうさんは他にもシナリオを書かれており、HEAR;シナリオ部という非公式のサークルで月に1本朗読、ボイスドラマ用のシナリオを書かれている。ちなみに私も読ませていただいたことがある。
今回の本を出されることもHEAR;の方で宣伝されれており、私もそれで知った。
前置きが長くなってしまったのでそろそろ本題に入ろう。
本章
ノウハウの面
ボイスドラマは上記の音声投稿サイトで色々なものを聞かせていただいておるが、こんなに手間をかけて作っているのか!?という驚きがあった。シナリオ選び、出演オファー、打ち合わせ、編集、音楽、効果音、場合によっては広告やCM、作るのにいろんなことをしなければならない。
特に気になったのは打ち合わせの部分。演者に物語の世界観の共有や、演技の指定、場合によっては個別収録だったり同時収録だったりで、前者なら納期、後者なら収録日のスケジュール設定などの打ち合わせが私が思っているより非常に手間がかかって作られていることを知った。
私は音声投稿サイトHEAR;には朗読と声日記、たまに形式ばったラジオやエレクトーンの演奏音声をあげたりしているが、そこまで手間がかかるものでもない。(私の場合はもうちょっと手間をかけた方がいい。)だからここまで手間をかけるなんて想像もできていなかった。
またノイズの除去もやるようだ。私の音声コンテンツは面倒なのでやってはいないがいずれかやらなければならない日が来るかもしれない。(謎の使命感)
人生面
実はねこつうさんのHEAR;との出会いについても書かれており、こちらが非常に興味深かった。詳しくは本書を読んで欲しいが、少し私に重なる部分があった。
ねこつうさんのHEAR;での出会いは実は病気由来ーーこんなこと書いてしまってすみません。ねこつうさん。ーーらしいのだが、私も実は病気由来(精神的な病)なところがある。詳細に語ると長くなってしまうので簡潔に綴るが、私の場合は雑談投稿的なことができるSNSを探し求めて出会った。なぜかと言うとそれは日本語がまともに喋れなくなると思ったからだ。そこでおしゃべりをしてリハビリ的なことをしようという思いつきで始めたのがきっかけだ。
語力のリハビリという点は非常にねこつうさんと重なる。が、多分だがねこつうさんの方が相当苦労されていると思う。私は少し謎の親近感を得た。
終章
読んでよかったと思う。私も少しボイスドラマを作ってみようかという気になった半面、これは難しそうだから今の私には無理かなぁという葛藤がある。私が監修のボイスドラマは生まれるのだろうか?ぜひその時が来たらそのボイスドラマを聞いて欲しい。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?