笑けてくるくらい...
今回はこちらの本の感想を綴っていく。
ネタバレは本章より含まれますので、そこんとこ気をつけ願いたい。
序章
初発の感想
この本はまず慢性上咽頭炎のチェックリストが最初のページにあるのだが、そのチェック項目に一つでも当てはまれば、慢性上咽頭炎であるらしい。ちなみに私はほぼほぼ全部当てはまっていた。この瞬間笑ってしまった。もう私のための本ではないか!最初の2ページからそういう思いだった。
読めば読むほどこの症状が当てはまるというものが多く、人生の体調不良の答え合わせをしている気分だった。嬉しさ、感動なども覚えた。
東洋医学と西洋医学の違いなども知ることができて色々面白かった。ぜひ読んで見て欲しい!
本章
慢性上咽頭炎とは?
まずそもそも慢性上咽頭炎とはなんなのかという話をここでまとめておく。
ざっとこんな感じだろう。わからない人のために次いで上咽頭がどの部位であるかを示そう。
見てわかる通り鼻と隣接しており、鼻と喉の境目である。
上咽頭の役割はほぼ鼻と同様である。鼻から入ってきたウイルス、異物を粘液を分泌し鼻水や痰として体の外から出そうとする。この働きが過剰になると後鼻漏が起こる。上咽頭の位置から見て間違いなくそうだ。
私は10年以上後鼻漏に悩まされてきた。痰は小学2年生の頃から悩まされてきている。治そうと思い耳鼻科に言っても治らず、ということが続いていた。だが、今回でやっと原因がわかったのが嬉しくて仕方がない。多分私の慢性上咽頭炎の起因に副鼻腔炎と推測できる。(耳鼻科はそれで行った)
この後鼻漏、痰は私の私生活に色々支障来たしていた。運動時に呼吸がしづらかったり、トイレでこっそり「カー、ぺっ!」と痰を吐いているところを見られバカにされたり、授業中に後鼻漏が辛く止む負えず「カー」としてしまい、汚い呼ばわりされたり、色々ある。あと単純にこの後鼻漏、不快だ。
上咽頭炎は様々な症状を引き起こす
上咽頭炎は思いの外、様々な不調を引き起こす。それを軽くまとめる。
上咽頭の周囲は神経の密集地帯であり、慢性的な炎症によって自律神経が狂い、様々な症状を引き起こす。
“神経の密集地帯”というワードを見たときに異常なほど腑に落ちた。ちなみに上記の項目の症状の“めまい”と“耳のつまり感がある”以外全て私に当てはまっている。妹の風邪はよくもらうし、寝ても疲れは取れた気がしない。おまけにうつ病でもある。元々自律神経が乱れていたことは自覚していたこともありそれが腑に落ちた理由だろう。
これは驚きでしかない。これ今までの不調が全て繋がっている。一種の感動を覚えた。これはもう笑けてくる。
東洋医学の本領発揮
慢性上咽頭炎を治す鍵は首こりである。首こりがどう影響があるのか?と思われると思うが、(実際私も思った)これは東洋医学の視点から説明できる。
まず東洋医学的には『炎症とは熱がこもっている状態』と考える。もちろん今回は上咽頭に熱がこもっているといるということだろう。ということはこの熱が取れれば炎症は治まるということだ。じゃぁ何が熱を籠らせているのか?それが首こりだ。
首こりのせいで急性上咽頭炎により起きた炎症(熱)が首こりのせいで体の熱の循環を邪魔しているのだ。(健康な人は体全体に熱が循環している。)冷え性の原因もこれだろう。
だから首こりをほぐせばこの症状は症状は軽くなる。そして本書では独自の首こりほぐしと、熱を循環させるために靴下とリストバンドをつけることを本書は勧めている。
これを受けて私は東洋医学を舐めていたと反省した。日本は西洋医学の方が普及しているイメージだ。実際臓器ごとの専門性があるのが西洋医学なので今の日本の病院形態的にそう見ていいだろう。だから西洋医学の方が信用できると勝手に思っていた。今では東洋医学には頭が上がらない。
首こりに関しては当てはまる節がありすぎる。首が凝っているなという感覚は数年前からあった。スマホを見ていたり、PC作業をしていたり、学生時代は勉強などで首を凝っていたことを思い出した。さらに私は猫背だ。首を凝るのは当たり前だ。猫背を治そう決意した。
あとどうでもいいが小学2年生の頃から首こりは流石に笑ってしまう。本当に周りの同い年より老けてるのを感じる。
終章
本当に読んでよかったと思う。この本は著者の人生にも少し触れられていた。著者の人生本といっても過言ではない。
またこの本の著者がやっている整体の治療法の宣伝本でもあったが、その治療は鍼治療だった。正直「ツボの位置はプロに任せましょう。」という文には笑ってしまった。でも私は上咽頭炎が治るのであればこの治療も受けてみたい。
とりあえず独自の首こりほぐしを実践して私の諸々の症状が良くなるか検証しよう!
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