ウチコ

片田舎の美術系大学生

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#5 「公の時代」書評 現代の公共性と生きる

オリンピックや数多くの芸術祭などを通じて今やアートは日本社会へと開かれつつある。しかし、果たしてアートは全ての人々に向けて開かれているのだろうか? 『公の時代』 著者:卯城 竜太 出版社:朝日出版社 発売日:2019/09/24 サイズ:19cm/322p 本書は、現代アーティスト集団Chim↑Pomのメンバー卯城竜太と美術作家松田修がゲストを交えながら、アートにおける「公」について語った記録である。 青とピンクが混ざり合うグラデーションで飾られた表紙は、本文中でま

    • #4 美術館における博物館的展示について

      事情あって現在帰省をしている。ちなみに県(茨城)内移動である。 私は下宿と実家が近いため多めの頻度で数日間の帰省をしている。 (ここ最近は自粛気味ではあったが) 実家が水戸に近いので、空いた時間を使って水戸市にある茨城県近代美術館へ足を運んだ。 高校生の頃から学外学習などでよく訪れており馴染みの深い美術館である。 (引用元:http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp) 現在開催中の「名作のつくりかた」という企画展のキービジュアルに使われ

      • #3 自分と他人について

        他人との人間関係は極めて難解で、人生を通じての難題だ。 色々な人との交流の中で色々な出来事が発生する。 ここでの出来事とはいいことも悪いことも含める。 そのたびにわたしは、自分自身の行動と他人に与えてしまった影響を省みて 激しく反省をする。 *** 人間は物質としての自分の顔を一生見ることができない。これは当たり前のことだ。 しかし、そのことを初めて自覚した幼いわたしは、とても恐ろしいと感じたのを覚えている。 「他人は自分を”実像として”映してくれる鏡だ」としみじみ

        • #2 フィルムカメラ欲しいけどどれがいいか分からない

          私は、長期休みになる度に1つ「写ルンです」を買っている。 長期休みのお出かけの思い出を「写ルンです」にまとめ、休み明けに現像するのがとても楽しい。 ああこんなの撮ったなあ〜と思い出を振り返る写真とか、いつ撮ったか分からない写真とか、いい感じで撮れたと思ったのに全然ダメだった写真などなど。現像写真を開く時のドキドキは言葉では言い尽くせない良さがある。 ちなみに作品撮影や取材のために一眼レフカメラも持っているが、そちらにはそこまでハマれていない。フィルムカメラ大好きな人たちに

          #1 就活生って人間だったんだと思った話

          課題とバイトとあれやこれやでバタバタだった6月が終わり、7月になってしまった。 区切りもいいし時間にも心にも余裕が生まれたので、ずっとやりたかったnoteを始めようと思う。 で、一番最初に書かなければと思っていたのがオンライン就活カレッジに参加したことについて。 本当はもっと早く書くべきだったのかもしれないが、振り返って思い出すという機会だと前向きに捉えてつらつら書いていく。 *** 1.オンライン就活カレッジとは?私が今回参加したのは株式会社ガイアックスさんが運営する

          #1 就活生って人間だったんだと思った話