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一杯のカフェ、たまに香るワインと余韻①

わたしはよく、パリを散歩する。

散歩といっても軽い散歩ではなく、本気の散歩。

どのくらいかというと、シャンゼリゼ通りからメトロ一番線のSaint-Paulまで、もしくは左岸のモンパルナスから右岸のサン・ラザールまでの距離だ。

おそらく9駅分くらいだろうか。

ただ、これだけ歩いていると喉が渇く。お手洗いにも行きたくなる。そこでよく利用するのが、パリのカフェなのだ。


Laduree Coffe Shop

最近のパリでは、コーヒーショップがあちこちにできている。ニューヨークや、東京にあるようなコーヒーショップ。

雨の日の伝統的なカフェ、パリ6区


古き良きパリのカフェと違って、最近のコーヒーショップは若い世代に人気。

パリのコーヒーショップ

パリのカフェは香りが素敵だ。「Coffe shop in Paris」という名の香水があってもおかしくない。

とはいえ、わたしはワインも好きなので、今のところは昔ながらのカフェでワインをいただくことが多い。

伝統的なカフェにあってコーヒーショップにないもの。

それは「余韻」だろう。

新しいものには「余韻」や「余白」が消されている気がする。
もちろん、どちらも良い。

でも、余韻を求めてしまうのは、そこに物語を感じているからなのだろうな。






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