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チューリッヒで ル・コルビュジエに出会う
見出しの写真は、スイスのチューリッヒにあるパビリオン・ル・コルビュジエです。日本では国立西洋美術館(東京上野)を設計した建築家として知られていますが、生まれ故郷のスイスにある彼の最後の作品(1967年完成)のレポートです。
チューリッヒ中央駅からトラムで約20分のところにある、チューヒッヒ湖畔の緑の公園(チューリッヒホルン公園)の中にあります。ひときわカラフルなパステル色が周囲の自然と対比的だけと違和感なく溶け込んでいるようにも見えました。
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ル・コルビュジエの家具などを商品化したギャラリストのハイディ・ウェバーに依頼されて設計したもので、彼女はル・コルビュジエのリトグラフや絵画のための展示場をつくりたかったそうです.完成の前の1965年に彼が亡くなってしまったので、作品としては最後となりました.
有名な椅子などのル・コルビュジエデザインの家具などを商品化した友人ハイディ・ウェバーHeidi Weberの依頼で設計された展示館ですが、完成前に彼が亡くなってしまったため、彼が手がけた建物としての最後の作品となりました。
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開放感があって、かつ機能的さらには遊び心もあるデザインで、中にいるだけで楽しい空間でした.
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ル・コルビュジエの建築は、7か国17件が世界遺産に登録されていて、国立西洋美術館もその一つです。彼が手がけた美術館は世界に3つしかなく、あとの2つはインドにあるそうです。
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中にいたけどまた外へ出た。
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ル・コルビュジエは、人は身の丈に合った大きさの暮らしが大事だと考えて、その基準となる「モデュロール」という概念を定めました。人間が手を伸ばした高さ2.26mという尺度だそうです。この数値に様々な比を適用させて様々な建物を設計したそうです。
身の丈に合わない、広すぎる家、どこかにありそうですね。
私が訪れた時は、見学者も数名でゆっくり見学できて、彼のデザインした椅子に座って、座り心地を味わうことができました。透明のガラス張りで、建物の中にいるのに、中と外との境界がわからなくなるくらいに、緑の芝生や木々との一体感を感じました。
こんなところで、まったりとコーヒーとケーキでも食べてみたいなと思ったけれど、それができないのが唯一残念なことでした。周囲は、チューリッヒの高級住宅街という感じで、カフェやレストランは見当たりませんでした。ドリンク類の用意はお忘れなく。
ご近所のキングサリが綺麗だった。間違っていたら教えてください。
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