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枠を超えて変化するには、まず枠の存在に気づかないと
自分が変わりたい、別の自分になりたいという想い…。
今の世の中、そんな想いを抱いていない人を探す方が難しいかもしれませんね。
ただ、どのくらいどんな風に変わりたいかは様々で、まるっきり他の誰かと交換したい!というくらいな人もいれば、ピンポイントでここがこう変わって、ここがああ変わってくれたら…という感覚の人もいるでしょう。
そんな変身願望を例にとった、ありがちな想定問答を書き起こしてみましょう✨
Q:ではなぜ、そこを変えたいと思うのでしょう?
A:なぜって…ただ自分がそうしたいと思うからです!
Q:そう思った理由は?
A:だってその方が良いじゃないですか!
Q:その方が良いと、誰かに言われましたか?
A:誰ってこともないですけど、みんなそう思うのが普通でしょう!
Q:つまり、みんなが思うような方向に行きたいってことでしょうか?
A:そう…いうことになるかな…。
…はてさて。
これだと、自分が変わりたいというより、どこかはみ出している自分、周りと違っている自分、理想通りでない自分をジャッジし、そこを矯正することが願う変身の中身ということになってきますね。
つまり、変身というより、ダメな自分の矯正。
そこでは自然と「他の誰か」を判断基準にしていることと思います。
「他の誰か」から見られている自分、評価されている自分。
この「他の誰か」というのが本当は何処の誰なのか。
具体的な相手の顔が思い浮かぶ方もいらっしゃるでしょうし、そんな対象はいないけれど世間一般の大勢の人々、という感覚の方もいらっしゃるでしょう。
いずれにせよ、その「他の誰か」はあなたの心の中に作られているバーチャル世界に生息するナニモノかに過ぎません。
そのナニモノかからの目線が基準になって、自分がどうありたいかという価値観に枠をはめてしまっているのです。
しかし、そんな枠がある事にすら、なかなか気づけない。
この枠の存在を知覚するのは、本当に❗️本当に❗️❗️難しいことです。
ものすごく自分に正直になって、心を真っすぐにして向き合って、奥の奥をガン見していくしかありません。
枠が知覚できなければ、その枠の外に出るのはまぁ…超絶に偶然が重ならなければ無理なのではないでしょうか。
現実世界でも、壁や柵や門が見えなければ、それを越えたり壊したりすることは叶わないのと同じように。
自分に向かって、質問してみます。
もし自分をいかようにも変えることが出来るとしたら、どんな風に変えたいでしょうね?と。
「でも○○の事情が許さないから…」
「でも現実的じゃないから…」
「でも誰かに何か言われちゃいそうだから…」
そんな『デモデモ言い訳』にかき消されてしまう前に想起したこと、あり得ないという思い込みで無かったことにしようとしているそのアイディアを、もう一度明るい所に引きずり出してみてください。
さて、数日前にMOMOYOさんが上げられた動画を見て、
私自身も、あれれ…思い込みによって出来ないことにしているネタがあるぞ…と気づきまして。
それは、髪型。
私に会ったことのある方はお分かりになるかと思いますが、私の髪はものすごいクセ毛の上、常人の10倍はありそうな毛量。
取り扱いは難儀を極めます。
20年以上続けていた縮毛矯正に違和感を覚え、止めてからもすでに数年…試行錯誤は続けてきたものの、一向に「これだ!」と思えるような方向性が見いだせず。
とにかく伸ばして、とにかく抑えて、とにかく暴れないように…という意識で扱ってきましたが…
あれ?
なんでこの枠に囚われているんだっけ?
と、立ち止まってみました。
いったん坊主頭の自分を想像し、どのくらいどんな風に髪の毛を残したいかという順番で想像を巡らせてみたら、あっという間に「こんな風じゃない?」というイメージが見えて来たんです。
ちょうどMOMOYOさんの動画から数日後にいつもの美容院へ予約をしていたのですが、元々はもちろんいつもの通りに整えてください、というオーダー。
急遽美容師さんに連絡し、今回は抜本的に変えたくなったと、出て来たイメージを簡単にお伝えしておいたら…。
当日、美容師さんのほうが既にノリノリで、「今日は断髪式ですよね🎵」ときたもんだ。
結果…こんなに短くしたのも、前髪を作ったのも、記憶にございません。
前髪か…実はこれまで、前髪を作りたいと相談しても数々の美容師さんに反対され続けて来たんです。
私は前髪を作っても上手く行かないと、完全に刷り込まれていました。
なんだ…この方法なら出来るじゃない。
そして、こっちの方が全然いいじゃない。
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見た目だけでなく、腰まで到達するようなロングヘアからベリーショートになったことで、髪を洗う時の水量も乾かすときのドライヤー時間も少なく済み、もちろん自分が割く労力も少なく済み…。
生活の中で、自分の髪に対して過剰に投下していたあらゆるエネルギーが不要になりました。
なぜ、これまでこのイメージをひとかけらも想像できなかったんだろう。
このくらい、枠に気づくのは難しいということ。
やってみて初めて、私の正解はコレだったと気づけるということ。
私が身をもって体験したことの、皆さんへの共有です。
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