Social Organic Cosmeが出来るまで① ー「いつか自社コスメを作りたい」ー
1.自社ブランドのオーガニックコスメを作りたい
薬草の性質や効能・香りへの理解が深まるにつれ、そしてそれらの作用を活用して日々、人様へ提供していると自然とオリジナルの調合レシピが何通りも生まれてくる。
例えば肌であれば、
「新陳代謝を上げたい時はこれ」
「毛穴やくすみが気になる時はこれ」
「繰り返しがちなオトナにきびにはこれ」
髪であれば、
「頭皮の代謝を上げる時はこれ」
「毛髪の傷みにはこれ」
心であれば、
「明るく前向きな気持ちになりたい時はこれ」
「気合いを入れ直したい時はこれ」
「目の前の仕事に集中したい時はこれ」
等々といったように。
オーガニックコスメを販売しているお店は何時間でも張り付いていられる程面白く、棚にずらりと並ぶ老舗~新ブランドの中から自分なりに目利きをして、これまで沢山のスキンケアコスメを試してきた。
実際に自分の肌にのせてみると、ふつふつと湧き上がる“カスタマイズしたくなる”願望。
香りはあれが良くて、テクスチャーはそれ。翌朝鏡を見てちょっと感動するのはこっち・・・。
そして「オーガニック」「自然派」「ナチュラル」と謳われていても、実際には全成分のうち一種類だけがオーガニックだったり、またはほんの少量だけ配合されている商品の何と多いこと!
もともと興味がある事・好きな事にはのめり込む研究家タイプ。
「私自身が心から使い続けたいと思える」
「人だけでなく、地球に優しい」
そんな“地球課題解決型”の自社商品を開発したいと漠然と思っていた。
でもそれは今ではなく、事業3ヶ年計画の「終盤」あたりが頃合いかなと。
2.アンテナを立て続け、小さくても行動する
計画を頭の片隅に置きつつ、コツコツと始めていた事。
●自分を実験台にして、商品イメージを膨らませる。
●コンセプトに共感した作り手に会いに行く。
●気に入った商品のパッケージや容器を集める。
●素敵だと感じたデザインは写真を撮り、専用フォルダに保管する。
●化粧品業界が年に一度大集結するEXPOに足を運び、国内外のブランドやOEM企業との繋がりをつくる。
地道に、でもまだ仕事ではないので趣味の延長として、楽しみながら続けていた。
「まだずーーーーーっと先のこと」だと、のんきに構えて。
ー つづく ー
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