知識やスキルより重要なものとは?
あなたは、7つの習慣は読んだことはありますか?
久しぶりに読んでみると、やはり天才が書いた世界ベストセラーなだけあって、自分の成長具合によって見えるものが違う本だなぁと思いました。
本にも役割や段階があると思います。
自分の成長によって、違う気づき、深い気づきが得られる普遍的な本。
もしくはその場で読んで終わる知識だけの本。
7つの習慣は前者だと思います。
今回のこの名著からの気づきは、人格主義と個性主義の違いの格差でした。
もうとにかく今の社会でよりよく生きるには、なぜこの社会が生まれたのか?今の社会を動かしてる本当の組織はなにか?自分はなぜ人間か?日本人ってなにか?など、前提の前提の前提を知るたびに、
お金や今のしがらみから自由になれると思います。なぜなら、自分が大事にしていたものが大事じゃなくなり、大事だと思っていたが見過ごされてきたものが、「やっぱり大事」と大事にできるからです。
普遍的に大事なもの、それが人格主義で、
一過性のもの、騙すものなどが個性主義のイメージです。
7つの習慣の大テーマは、「人格主義の回復」なんですね。回復ということは、失ってるということ。
では、人格と個性の違いってなんでしょうか?
それは、在り方とやり方のような分け方でもいいでしょう。
では、在り方ってなんでしょうか?
知識か経験か。そのどちらでもなく、「原則中心」と7つの習慣ではいっています。
どれだけ崇高な覚者が伝える知識も、どれだけハンパない経験をしても、それをどういう意図、前提で伝えるか、受け取るか、これを刺激に反応するといっていますが、その違いによって、それが人格を育てるということのようです。
これが、主体性を発揮すること、それが本当の自立になる一歩のようです。
前回の記事でも書きましたが、抽象に線を引くと具体になる。
宗教など崇高なものが、どうしても教祖と信者の意志のレベルが統一されない原因の1つだと思います。
抽象が高いほど、不立文字のように伝えるのが難しい、それを受け取った人が伝えた側が意図しない受け取り方をする(線を引く)
それで、理解レベルが代わり、実践レベルも変わります。スポーツや芸術など、何かを教わる世界もそれに近いものもあるでしょう。
じゃあ、テクニックや手法じゃなく、在り方を鍛えればいいのね!
って言っても、今の社会はあまり一筋縄ではいきません。
なぜなら、簡単にいうと、日本の歴史や日本人アイデンティティの喪失、改ざんなどと、都合のよい資本主義など、そもそも用意されている道が、思っているものと違う可能性があるからです。
そのため、崇高な知恵を聞いても、それを活かせるアイデンティティが眠っていたり、アイデンティティが目覚めても周りの眠った人に引きずられてもとのアイデンティティに戻ったり。
そのため、テクニックなどの個性主義ベースに人格を合わせようとするなど、人として充実した生き方を知らない人が増えることにもつながっています。
お金があればいい、資格があればいい、悟っていればいい、
そう思いたくなる人格はどんな人格でしょうか。なぜ、そう思いたくなるのでしょうか?
脳は、爬虫類脳、哺乳類脳、人間脳と3つの脳に分かれ、それぞれニーズが違います。
「死ぬことと見つけたり」とする、武士道精神の日本人と、今の私たちだと、目の前の現実に対して感じること、見えるもの、脳の反応の仕方が違いそうですよね。
武道に例えると分かりやすいですが、一流の空手家が1つの突きをするのと、初心者が使えない最強の技を覚えたいっていうのと似ています。
「人間」というもので「生きる」をテーマにした「人格」とは、どんなものが理想なのでしょうか。
日本には、神道、武道、華道、茶道、書道など、道の文化があります。
道とは、終わることのない、見え方によっては地味なものかもしれません。
ですが、一朝一夕では作り上げられない人格形成には適したものだから、2000年以上続く歴史を持つ日本人が大切にしてきたものなのではないでしょうか。
とかく、目の前に見える「あれがほしい、これがほしい」という思いはどこからきてるのか、
それを深く深く掘っていくことが大切だと思います。
個人のエゴはなにか?なにを満たしたいのか?それは3つの脳のどこが反応しているのか?それはどんな社会によって作られているのか?それは家族間の中のどんな関係で生まれているのか?
そう考えていくことで、自分の中の満たされてない「と思い込んでる」想いを癒し、テクニックなどに走る個性主義から、本当に大切な人格主義に目が向くきっかけになるのではないでしょうか。
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