真心ブラザーズの新譜と人生を形作る音楽
真心ブラザーズ。字余りフォークロック。バカな平和主義者。
「INNER VOICE」真心ブラザーズ 2018/9/5
フォークロック路線で小さな出来事を針小棒大に歌い上げるスタンスはそのままに相変わらず字余りしたり、中古のサニーにまだ乗っていることを白状したりする微笑ましいアルバム。安心して聞き流せる充実の真心ブラザーズだった。
Amazon Prime Music unlimited で聴取。
他にもアルバムが聞けるようなので旧作をちょっとだけ紹介してみたいと思います。環境がある人はちょっと試してみてくださいな、きっと何かの役に立つから。
「KING OF ROCK」真心ブラザーズ 1995/4/30
全角英字タイトル。当時はインターネットがなかったので半角英数という概念がなかった。一曲一曲に思い出があるような個人的なマスターピースでこのアルバム無くしていまの自分はなかったと断言できる作品。
表現はどこまでも針小棒大にしてよく自らの半径30cmにあらゆるオモシロ素材が転がっている。ちんぽ石が宇宙と神の存在までぶっ飛んでいく。楽しいことも悲しいこともエモの全てをかけてやっていこう、というスタンスですね。
特徴的なのは歌詞が記載されておらず「お前らが聞いた音が歌詞だと思え」というスタンス。色々と文字化するといけない情報が入っているんですね。(ホルモンもそうですね)
言わずと知れた名曲「スピード」
君の煙は空へ登っていったよから始まる、最高の人が死ぬ曲 「高い空」
あくまで独善的に愛について語る「愛」
俺は世界最強で全知全能な宇宙帝王だけど君には勝てずにマイカー用にジブリオルゴールをインポートするんだぜ、みたいな曲「マイ ガール」
「俺のちんぽから石が出た」でおなじみ私がことあるごとに言及する「STONE」※これはそのように聞こえただけで歌詞カードに書かれているわけではない。
「time goes on」真心ブラザーズ 1995/11/21
ミニアルバムだけど全曲粒ぞろいという驚異の打率。(山田の得点圏打率くらい)前世で目覚ましに「JUMP」を使っていたので繰り返し聞いた回数ランキングではかなりの上位では。
冬の朝をジャンプスタートさせてくれる「JUMP」
夏の思い出と同時に精神的なモヤモヤしたものを下腹部に与えてくる失恋と恋とその先を描いた永遠のサマーアンセム「サマーヌード(Galaxian disco mix)」
未来へ
真心ブラザーズは2019年で30周年だそうです。おめでとうございます。
割と大きな話題にならないバンドなのでフックが少ないと思いますが、ぜひ聞いてみてください。
今週のあぶらすまし
「『どか~ん』の一発屋ってなんだっけ?」
「まーだー(新譜が)出ーるーぞー」
「ジョン・レノンに怒られたのってこいつらだっけ?」※
「なーんーかー間違えてーおーぼーえーてーるーぞー」
※ジョン・レノンへの愛憎を親しみを込めて歌ったら聞きもしないで怒った善意の第三者が発生した件。
久々に話題に上ったのであぶらすましもイキイキしています。
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