![あぶらすまし](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7765869/rectangle_large_type_2_a158899a4d0a5b06b1b140ef891d527c.jpg?width=1200)
「あぶらすまし」に憧れて #IT民話
妖怪「あぶらすまし」
噂話をしていると急に出てくるタイプの妖怪である。現代ではクソリプやマジレスを司る神格として崇拝されており「昔、スレイヤーズってあったよねー」「なつかしwww」とか言っていると『今も新刊がでーるーぞー』と言いながら出現してサジェストしてくれたりする。
"草隅越という峠道を、老婆が孫を連れて通りながら「ここにゃ昔、油瓶さげたん出よらいたちゅぞ」と孫に話していると、「今もー出るーぞー」と言いながら油ずましが現れたという。"(Wikipediaより)
超カッコイイ
なんとなくTLに耳をそばだてたり第三者エゴサーチとかを駆使しながら、うわさを聞きつけると一言お見舞いしていくSTYLE。古き良きライトノベルとか活動が見えない音楽バンドをバカにする言葉を発見次第出動する正義の使者。
「フライングキッズって昔いたよねw」
『数年前から再結成して、今もでーるーぞー』
「サスペリアって映画がこわくってさー」
『今年リメイクさーれーるーぞー』
「メタルウルフカオスっていう大統領が」
『リメイクさーれーるーぞー!!』
慈善行為である。
そんな生き証人の絶滅が危ぶまれています
現代、インターネットではインターネットアフターベイビー達による誤情報や汚染ミームが氾濫している。そのため誤った情報を「生き証人」として訂正したりする活動が求められており、ブームが一周した20年~30年くらい前の話題については、インターネットあぶらすまし達の草の根活動に支えられていると言って過言ではない。
私もどんどんあぶらすまし行為を働き徳を積んで、来世はあぶらすまし役務から解き放たれて自由にコンテンツを謳歌して、文脈も知らんと適当に噂話を流したうえで「うわっ知らない人がリプしてきた!」「キモイ」とか言う幸せな立場になりたい。
誰か救ってください。誰か。
「FF外からすみせん」暗闇から湧き出るように出現した老爺は語り出した。「だいたいお前らはテレビで見なくなったくらいで一発屋だのなんだの言いやがって」「貴様が興味を向けなくなっただけで奴らはしっかり音楽活動を続けておるわい」「20年もオリジナルメンバーで活動を続けているんだぞ」「それに……おい!聞いているのか!」「どこへ行く!」「もっと聞いてくれ!」「頼む!」「俺が!俺が消えていk……
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![お望月さん](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12436739/profile_ba3e7ee15a696a006161f2487806fc95.jpg?width=600&crop=1:1,smart)