いちばんすきな花 第7話感想。間違い探しのどっちが間違い?
いまだに感想を話し合える友達もいないので、ひとりここに書くことに。
4人の揉めかたが全員まるで私だ
椿さんが家を売ることになってもめる4人。
揉めだしてオロオロする椿さん。
怒りを椿さんだけでなく周りの人たちに向けてしまう夜々ちゃん。
納得いかない理由を説得するのではなく、席を立ってしまう紅葉くん。
自分が悪かったことにして場をおさめようとするゆくえさん。
これ全部、私が揉めた時によくやるパターンだった。共感度高いドラマではあるが、まさかひとつのシーンで4人全員に共感するとは。
「出会ったことが間違いだった」からの離脱
今回、この一連の流れが1番好きだった。椿さんからのお誘いがゆくえさんに入るが、ゆくえさんは椿さんのとこに行かないでコノミちゃんと3人で遊ぶことを提案。しかし、夜々ちゃんは椿さんの家で4人で集まることを選ぶ。
紅葉くんも指摘した、「出会ったことが間違いだった」的な恋愛ドラマ展開にはまっていた夜々ちゃん。
だが、再び椿家に行くことにした夜々ちゃんの決断によって、このドラマが恋愛ドラマ的な人間関係とは違う「いちばんすきな花」の展開を選ぶことになっている。正直、ほっとした。
間違い探しと足りない成分
今回のキーワードは間違い探し。人生は間違い探しじゃないんだから正確などないというあれこれ。
夜々ちゃんの告白の仕方が間違えたからふられたわけではない。
もちろん、出会いに正解か間違いなんかない。
足りない成分という桃子の着眼点は最高に好きなのだけど、間違ってるから、正解が別にあるからアカタとゆくえさんの友情が続いているわけではなく。
自分の答えは間違ってる前提で答え合わせをするから苦手という希子ちゃんに「すべて正解だと思ってるよりいいよと」と声をかけるゆくえさん。
喜ぶべき本の装画の仕事も、どこか間違いがあったのではと不安になる紅葉。
私も自分の行動や言動を間違ってる前提で後悔しがちなので、ゆくえさんの言葉に救われる。
今日とても後悔することがあったから、思わず先ほど一回見てゆくえさんの言葉を噛みしめた。
第5話までの個人を掘り下げて引き込む脚本から、第6話からストーリー展開で引っ張るドラマになっけど、何気ない言葉から深い意味を感じさせる脚本はまだまだ健在。
第8話からの展開どうなるのか。椿さんと美鳥さんの回想シーンあるといいなあ。