見出し画像

【日記】“銭湯でまったり”と“長袖の限界”と“ヤンシナ二次”の話【24.7/1-7/7】

いろいろなことがやっと落ち着いた。あまりに多くのことがありすぎた【6/24-6/30】のことは、そっと胸に刻んでおこうと思う。本当にゆっくりできた最高すぎる1週間の最後には、最高に嬉しい知らせも届いたりして。

【今週のいろいろ】
◯読んだ本
『血盟団事件』中島岳志
『白』原研哉
『鬼の跫音』道尾秀介(Audible)
『交錯 警視庁追跡捜査係』堂場瞬一(Audible)
◯観た映画・ドラマ
『オッペンハイマー』
『関心領域』
『ハズバンズ』(U-next)
『寄生獣ーザ・グレイー』(Netflix)
『応答せよ1994』(Disney +)
『七夕の国』(Disney +)

▶︎銭湯×ビール×ラーメンで最高休日

7月2日。火曜日。
大忙しだった6月を終えて、この日は有休を取得してとにかく1日まったりしようと決めた。この日の最高気温は30℃ごえ。いつのまにか世界は夏に突入していて、眩しいほどの陽射しと茹だるような暑さが、高揚感と疲労感を同時に惹起する。僕は夏が大好きだ。

ここ最近のいろいろなことが原因で、僕の肩はコリコリに凝っていた。マッサージに行こうかとも思ったのだけれど、せっかくの夏、快適な空間とはいえ密室で静かに過ごすことが少しもったいなく思えてしまい、銭湯に行くことに決めた。夏はやっぱり温泉だ!

自宅にいちばん近い銭湯はよく行くのだけれど、文字通りの“温泉”ではなく、露天風呂もないので、ちょっと遠出をしてみることにする。

自転車で片道15分。暑い。汗が滴り落ちる。ペダルを漕ぐ足が重い。きっと日焼け止めも溶けて流れた。強い陽射しが突き刺さる。でもそれが心地よい。夏を浴びている。身体が心が、夏を叫びたがっている。

いつも迷うことがある。それは銭湯の前に飯を食うか、銭湯の後に飯を食うか。あまりに重大な究極の問い。当然後者のほうが消化にもいいしビールも美味い。でも空腹で入浴すると、気がせいでゆっくりと満喫できない。自転車を漕ぎながら逡巡を重ねた結果、先にラーメンを啜り、ゆっくりと入浴することにした。

訪ねたのは「中華ソバ 伊吹」さん。とてつもなく濃厚な煮干しはとてつもなく絶品で、個性豊かな旨味が全身を突き抜ける。ただなぜだろう、濃厚なのにクセはなく、食べていて飽きがくる予感がまったくしない。必然的にスープを飲む手は止まらない。軽やかにスープを纏わせる細めの麺はどことなく上品で、あっという間に完食してしまう。

大満足のしたり顔でいると、周囲の人々は「和え玉」なるものを追加で注文していることに気がついた。なんでも、

■タレと醤油で味付けし、玉ねぎ、鶏胸肉をトッピングした替え玉です。
■器の下からよく混ぜて、まずはそのまま食べてみて下さい。
その後は、つけ麺風、スープに入れるなどお好きな食べ方でどうぞ。

とのことだ。

なんだそれ…美味いに決まってる。

ここで僕はすごく悩む。食べたい、和え玉を食べたい。でもそもそもからして少食な僕はすでにかなりお腹いっぱいだ。それにこのあとは温泉が待っている。空腹での入浴も辛いが、満腹での入浴はもっと悲惨だ。ほんの少しの後悔を残し、僕は和え玉を諦めた。今度は絶対に入浴後に来よう。

「中華ソバ 伊吹」さんから温泉まではほんのわずか。腹ごなしもままならぬまま、お目当ての「前野原温泉 さやの湯処」に到着。

源泉かけ流し、“加水なし”の温泉が疲れた身体に沁み入ってくる。源泉風呂に湛えられたにごり湯は温泉らしいハリがあり、屋根付きの露天風呂に満ちたトロトロの黒湯は肌を優しく包んでくれる。あぁ温泉だぁと身も心も温まる。

久しぶりにサウナも3セット堪能し、ここ数ヶ月の疲れが汗とともに流されていくのを感じた。本当に最高の休日だ。

お風呂上がり、休憩どころで生ビールをグビっと1杯。
窓からのぞく風景に心地よい夏を感じながら。

▶︎長袖はもう無理かもしれない…

7月4日。木曜日。
東京の夏は暑くなったと聞いてはいたけれど、まさかここまでとは…。札幌で3年間過ごしていたうちに、とてつもない暑さになっているではないか!あるいは僕の暑さ耐性がなくなってしまったのかもしれないけれど、いや、そんな問題ではないだろう。暑すぎる。

この日東京都心では35℃を超える猛暑日を記録した。まだ7月も始まったばかりだというのに、早すぎないか!?夏はまだまだこれからだよね?8月はどうなっちゃうの!?

本当にどうでもいいことなのだけど、僕には夏のファッションに1つのこだわりがあって、基本的には「長袖×半ズボン」のスタイルでいきたい。そもそもの発端は、どうして「半袖」は許される場面が多いのに「半ズボン」は許されないことが多いのだろうという疑問。半袖のサラリーマンはいても、半ズボンのサラリーマンはいない。

だからっていうほど全然理由にはなっていないんだけど、少しばかりの抵抗心をもって僕は半ズボンを履く。でも半袖半ズボンにするかっていうとなんだか安直すぎる気がして、それに30歳という年齢を考えると“真夏の少年”はどことなく恥ずかしかったりもして、じゃあということで長袖を着る。

こうして「長袖×半ズボン」スタイルが完成するのだけれど、さすがにこの気温だと長袖は暑い。暑すぎる。同僚にそんな愚痴をこぼしたら、「東京の夏に私服で長袖を着ている人を見かけたら、よっぽど日に焼けたくないか、ちょっと変な人だと思う」とまで言われて、いよいよ真剣に考え始める。

いつまで長袖を着続けていられるか。
我慢できなくなったとき、「半袖×長ズボン」にするべきか、あるいは「半袖×半ズボン」にするべきか。決断のときはそう遠くはないような…。

▶︎発狂大歓喜!ヤンシナ二次通過!!

7月5日。金曜日。
本名で応募していたフジテレビのヤングシナリオ大賞の二次審査の結果が発表されて、なんとなんとまさかまさか、通過しておりました…!

錚々たる脚本家を数多く輩出してきたヤングシナリオ大賞。おそらくすべての脚本家志望が目指し格闘するこのコンペで、まさか50本にまで残していただけると思っておらず、名前を見つけたときは嬉しさよりも先に驚きが脳天を衝き、本当に絶句してしまった。初挑戦のテレビ局コンペ。ビギナーズラックが過ぎる…。

正直ここまでくるとあとはもう祈るばかりというか、「少しでもいい結果を」と期待する気持ちがなくはないけれど、そんな想像はちょっともう烏滸がましいような気がして恐ろしく、ただひたすらに待つばかりという感覚がすごい。

でもなにはともあれ、選考が進むということはそれだけ読んでくださる方が増えているということだと思うと、それが一番嬉しいかもしれないな。僕の拙い脚本かもしれないけれど、自分が想いを込めて書いた物語が、想いを託して書いたキャラクターたちが、1人でも多くの人に届いているということは本当に光栄なこと。

まだまだまだまだこれからだ!
城戸賞の締切まで、あと1か月。頑張るぞ!


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集