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選択と集中
日々色んなことに集中力を奪われている現代人のみなさん。
こんばんは、アオトリです。
残念ながら私も集中力奪われる現代人の一員です…
集中力を奪われると当然、正常な業務や思考が困難になります。
簡単な業務をミスしたり、臨機応変に対応できなくなったり、騙されやすくなったりな日常はいやですよね。
そんな現代人に大切なのが、今回話す「選択と集中」です
私たちの脳は常にヘトヘト
現代人は1日で江戸時代の1年分の情報量を処理していると言われています。
私たちは知らずのうちにブラック企業顔負けの酷務を脳に強いていたのですね。
その原因としては現代が「便利すぎる」から、ということに尽きると思います。
知りたいことは現地に行かないと、知ること見ることができなかった江戸時代に比べて、現代はPC・スマホで検索すれば簡単に情報を入手することができます。
そして着目すべきは、私たちは本当に全ての情報を能動的、自主的に取りに行っているか?という点です。
いつもの自分の行動を振り返ってみると、ほとんどの行動が「惰性」によるものだと気づくでしょう。
朝起きて「惰性」で携帯を開き、「惰性」でSNSを開き、流れてきた情報を「惰性」でクリックする。
その惰性によって、集中力と時間を奪われ、その事実を認識してモチベーションすら落としてしまうこともあるでしょう。
何がだめなのかというと、やはり「惰性」で動いてしまうこと、流れるように時間や脳のリソースを浪費してしまうことです。
やりたいことはあるのに、その時には…
たまたま時間が空いて、やりたかったことができるのに「集中が続かない」「今日は休みたい…」ということはありませんか。
それもそのはず、その前に集中力を浪費していればその時には集中力の残量は残りわずか…。
あなたはさながらカラータイマーが点滅しているウルトラマンです。
また日常的に脳を酷使していれば、集中したいときにできないのは当たり前です。
疲れているのにさらに続ければ、やりたいことが嫌いになって実際鬱になることもあります。
それなのになぜ「惰性」で動いてしまうのか。
私はなんて意思の弱い人間なんだ!と自責の念にかられることもあるでしょう。
私も何度そう思ったか知れません。しかしそれはしかたないのです。
「惰性」で動いてしまう要因
現代を便利にしたものとはなんでしょう。
答えはインターネット、インターネットに接続できる機器に他なりません。
誰でも携帯電話(スマートフォン)を持ち、当たり前にPCで様々な管理や業務を行う。
もはや携帯はポケットに入るPCと呼んで差し支えありません。
先に話したように、得たい情報はすぐ得られる。しかし「惰性」でついでに、いらない情報を取り込んでしまう。
SNSでAさんの投稿を見たいが、Bさん、Cさんその他大勢の投稿も見えてしまう。
自分ではAさんの投稿しか覚えてないし、他は流したつもりかも知れませんが、その流した分だけ脳では取捨選択をおこなっており、それだけ情報を取り込み処理したということになります。
自分の知りたいニッチな情報の載っているサイトを見つけるためにネットサーフィンするときも、お気に入りのアーティストのYoutubeをみるときも同じです。
ネットサーフィンで多くを流し見して、Youtubeのオススメ欄で無駄に情報を取り込んでしまいます。
惰性はあなたの意志の弱さというよりは、巧みに誘導する画面の構成や、緻密なネットのアルゴリズムによって生み出されるものです。
もうひとつ言うなれば、スマホやPCを使うことが習慣となっていることにも一因があります。
一部の天才に搾取される大衆
集中力を乱すもの、奪うものは一部の天才が作っています。
天才たちが何百何千時間も費やして作った傑作が今世にはびこっているのです。
凡人である私たちが抗うのは到底無理です。
魅力的なシステムを試行錯誤して作って結果稼ぐ。
その行為は批判されるべきではありませんし、資本主義社会の現代においては正しいとされる行いでしょう。
ただその便利さに身を委ねすぎれば身を滅ぼすということです。薬も毒になるということです。
別に天才たちは「1日に何時間もネットに触れて依存しろ」と言っているわけではありません。
私たちが勝手に依存しているだけなのです。
惰性で行動しないためには
大前提として現代でネットを断つのは不可能に近いです。
そうした場合、災害が身近に起きても避難が遅れるでしょう。
不謹慎ではありますが、数ヶ月後に日本で戦争が起きても私は何も驚きません。
何が言いたいかというと、急に戦争が起こってもおかしくないほど最近の情勢は不安定で変化しやすいのです。そんな時代にネットを手放せば、前兆を察知して準備もできず、絶命するかもしれません。
気づいたとき、もう銃弾はあなたの命を奪う数瞬前かもしれません。
なのでネット断ちは短期間以外は選択肢から外すことが現実的でしょう。
スイッチを探す
惰性でしてしまっていることを書き出してみて、惰性の始まりになってしまっている行動を見つけてみましょう。
先ほどの
朝起きて携帯を開き、SNSを開き、流れてきた情報をクリックする。
という例なら、起床時すぐ携帯を触りだしてしまうことがスイッチになってしまっていますから、それだけやめてみると少し改善するでしょう。
幸い朝は頭がぼーっとしているので、携帯をどこかにかくしたり、寝床から遠い場所に置くだけで触ることを防げるはずです。
SNSで興味の対象じゃない情報を見ないようにするには、興味の対象のプロフィールから投稿を見に行ったり、対象じゃない情報をミュートするなどの対策をとってみましょう。
「惰性を惰性と認識すること」が改善の始まりになります。地味ですが試してみましょう。
選択と集中
実はここからが本題なのですが、「惰性」の話とも重なるので理解しやすいはずです。
先述の通り私たちは、便利な機器やネットワークによって誘導され集中力を削られ、やりたいことには全力で集中できない状況になっていることがわかったと思います。
それは感情に流されて、必要なことを見失っていることにも一因があります。
自分を可能な限り客観的に、長い目線で見てみると、自分の今の行動が間違っているかを認識できるはずです。
例えばあなたが平社員であるときに「社長になりたい」という目標ができたとします。
その現状でずっとすごした場合を想像すればわかると思いますが、社員になったのは相当遠回りか、間違った判断だったとわかるでしょう。
昇格は時間がかかるでしょう。うまく昇格できたとしても、同じ役職のだれかが社長に抜擢されてまた長い時間を過ごすことになるかもしれませんし、社長は定年なんて考えてないかもしれません。
「このまま社員でいられない」と判断できます。
もし社長になりたいならば、自分で会社を起こすか、自分のことをすでに認めてくれている零細企業の社長に取り入ったり、その会社で誰よりも努力して周囲から持ち上げられるような存在になるべきでしょう。
上記のたとえをみて気づいた人もいるかもしれませんが、長い目線で物事をみるには「ゴール」「目標」が必要です。
それは「社長になる」でも「転職する」でも「バイトを3ヶ月続ける」でもいいです。
ゴールに辿り着くために必要な全てを書き出し、優先順位をつけて、可能なら期限をつけましょう。書き出してみれば必要あること、ないことがわかるでしょう。
夢をクリアするのは難しいですが、その超ハードなゲームをクリアするために、小さな様々なゴール・目標(クエスト)を作って成功体験を重ねていくことで次なる成功を引き寄せられるでしょう。
このワークをすることで「スイッチを探す」の効果をさらに高めることができますし、目標の達成率も上がるはずです。
(+α)シングルタスクが正義!
上記「選択と集中」の話で根本となるのは、頭をスッキリさせてひとつひとつに集中することです。
その考えにおいてマルチタスクは障害となりえます。
色んなことを同時進行すると、自分が全知全能になったかのような爽快感を覚えると思いますがそれは勘違いです。
複数のタスクを同時進行させる組(マルチタスク)と、ひとつひとつ終わらせる組(シングルタスク)では、ひとつひとつ終わらせる組が40%も生産性の上昇が見られました。
圧倒的にシングルタスクの方が効率が良かったのです。
赤ちゃんの面倒を見ながら家事をしたり、運転しながら外国語の教材を聞き流したりするのは、一気に終わらせているように見えてどちらも効率が落ちているということなんです。
家事は赤ちゃんが寝てから、勉強は家に帰ってから、など一つのことのみに集中しましょう。
普段からマルチタスクな人ほど、効率の上昇を実感して驚愕することでしょう。
私は実際二倍時間が増えたように感じました。そこまでじゃなくても1日が1.5日になったくらいには感じられるはずです。ぜひお試しあれ。
まとめ
私たち凡人は、知らず知らずのうちに天才たちの手のひらで踊ってしまう。
巧妙に本能を利用され、時間とやる気を奪われる。
しかし流されるだけが人間ではありません。もしそんな生活を続けているなら、自活している家畜やペットと変わりません。
自分の弱点を見つけて克服していくことこそ、人としての喜びだったり存在意義だったりするのではないでしょうか。
凡人だって正しい方法で努力すれば、天才と肩を並べるくらいは夢ではないはずです!
小さく確かな一歩を今日も明日も積み重ねて行きましょう♪
私なりの改革としまして、画像選びの集中力が過剰と判断してこの記事は試しに画像少なめにしています。
ここまで読んでいただき感謝します!
アオトリでした。