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初参加!文学フリマ大阪12を振り返ってみる


文学フリマとは?

文学フリマは、文学作品展示即売会。 出店者が自ら作った作品を自ら手売りするフリーマーケット形式のイベントである。全国各地で開催されており、開催当日は出店者自身が制作した小説、詩、短歌、俳句、批評、ノンフィクション、エッセイ、絵本、紙芝居など幅広いジャンルの作品が出品される。

ウィキペディア

9月8日、大阪で文学フリマ大阪12が開催されました。もともとこの日は仕事だったんだけど、休日出勤した振替で休みになったのです。お、これはチャンスだ。行ったことなかったから気になってたのよね。


文章クラブのメンバーさんに、「文学フリマに行ってくる!」と宣言すると「patoさんが来るみたいですよ」と教えてもらう。


……なんだと!

この本の著者さんです。有名テキストサイトの管理人。20代の頃からめっちゃ読んでた人。上の文章本もめちゃくちゃ良かった。


patoさんが来るなんて。会えるかも!と持っている本を鞄に入れていく。ちょっとウキウキして会場へ。12時〜17時までの開催だから、12時30分くらいでいいかと、会場に向かった。


わわ。人が多い。大阪は入場無料。東京は1000円だっけな。受付で来場者の証としてシールをもらい目につきやすい位置に貼るように促される。案内パンフレットも渡される。


もう、コミケだ。コミックマーケット。同人誌即売会。雰囲気がほとんど同じ。ってか会場を漂う空気・においも同じだ。懐かしい。


1ブースは机1つ分。デフォルトで椅子が1つ。販売者さんは自分の作品を机に並べて、値段がわかるようなポップを置いている。販売品は自費出版の本や冊子。ブックカバーなどのグッズを売っている人もいた。なかにはプロ作家もいて、本屋で出版されている本も販売していた。


通路は人がぎゅうぎゅう。こんなに混んでいるとは思わなかった。ブースの前を通るたびに「こんにちは〜」とか「フリーペーパーを配布してます。どうぞ!」とか声をかけられる。


売られている本の値段は100円〜2000円くらい。300円、500円の本が多かったかな。なかには無料で配布している人もいた。


「よかったら読んでみてください〜」と声をかけてもらうも、通路に人が多くて読めない。


雰囲気に圧倒され、一度会場を出て飲み物を買う。すると販売会場の向かいにも会場があり、そこには「見本誌」が並べられていた。売っている本を自由に立ち読みできるコーナーだ。なるほど。ここで気になる本を見つけて、向かいの会場で買うんだね。


少し時をさかのぼり、到着直後のこと。私は会場に着くと真っ直ぐにpatoさんのブースを目指した。patoさんがXでどのブースに出展してるかポストしてたから予習済みだ。


1人のお客さんが販売者さんの男性と話している。あれがもしかしてpatoさんかしら。人見知り全開になっている私は、男性の隣にいた女性に声をかけられ「よかったら本、みてくださいね〜」と目の前にあった何やら競馬の本をパラパラと読んでいた。これもpatoさんの本だ。


「競馬、お好きなんですか?」とpatoさんらしき人から話しかけられる。


「いや、競馬というよりpatoさんが好きなんです」

「えー!いやいや、今フラ〜と立ち寄った感じで来たじゃないですか!『私、興味ありませんけど?』みたいな顔で来たじゃないですか!」
 
 
うわ、トークがうまい。頭の回転はやい。この人、間違いなくpatoさんだ。


「到着したら真っ直ぐここに向かってきたんですよ。もしかしてpatoさんですか?」

「そうです。ありがとうございます!」

「テキストサイトの頃からずっとファンです!本も買いました。これ」
 
と持ってきた本を鞄からゴソゴソと出す。

「うーわ。すごい読み込んでくれてる!サインしますよ!こちらは編集者の大西さんですよ」

「大西ですこんにちは!ありがとうございます!」

ありがたいことにpatoさんにサインをしてもらった。そしてなんと、女性は編集者の大西さんだった。私はこの方と少しやりとりをしている。patoさんの本の感想をXでポストしたら大西さんから「読者ポップに使わせてほしいんです」とメッセージが来たのだ。

「大西さんでしたか!私、読者ポップに感想文を採用してもらったんです」

「えー!めっちゃ励まされたんですよ!お名前聞いていいですか?」

「ヤスです」

「ヤスさん!ほら、これですね?ここに載ってます!」

大西さんはA3サイズのポップを持ってきていて、その左上に私の名前と感想文があった。

「ほんと励まされたんですよ〜」と満面の笑顔で喜んでくれていた。

市販されていないpatoさんの本を3冊買い、それにもサインをしてもらった。非売品の栞やクリアファイルまでいただいてしまった。

「ちょっと泣きそうです。patoさん、握手してください」

「もちろんです!」


ずっと憧れていた人。大好きな文章を書く人と会えて話せて握手をした。最初はpatoさんが来るなんて知らずに文学フリマを楽しもうとしていた。なのにもう満足してしまった。


とはいうものの、そこから1時間半くらいは会場をうろちょろした。長くなったので後半へ続く。


[画像協力:さちわ]

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