踊るように生きる
私は中高6年間、新体操部に所属していた
新体操には細かい評価基準が沢山ある
背筋、指先、足先、軽やかさ、ステップ、柔軟、表情、衣装、体の動き、リズム感、手具の使い方…
“1分半の演技の中でどれだけ美しく踊るか"
それを競うのが新体操という競技だ
新体操の大会は半年に1回しかない
選手は1分半の演技を半年間かけて練習する
とにかく痛く、とにかく厳しく、とにかく辛く
しかし楽しく、軽やかに
美しく踊るには日々耐えなければいけない痛みがある
しかし、だからこそ美しく、その美しさを、痛みを評価する価値がある
人生もまたこの一連の美しさに通ずるものがある
だから私は踊るように生きる
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