見出し画像

なりたい「もの」(職業)を追い求めないように!

「なりたいものを追うのではなく、やりたいことを見つけましょう」
「自分が好きで苦労なく続けられることを発見して、そのことを生かせる仕事内容を探しましょう」


これは、就職活動でなりたい「もの」ばかりを追いかけてしまい、目標を見失って大変だった私の体験談から言えることです。

「○○社に入社して、運転士になりたい」
就職活動の最中に受けていた鉄道会社で、そんなことを思いながらエントリーシートを書き、採用試験に臨みました。

しかし、運転士として得られた内定はゼロ。
1社だけ最終面接にたどり着くことができましたが、それ以外は最終面接にたどり着く前に不合格、そもそもの話、エントリーシートで脱落したところが大半だった気がします。

運転士の夢を絶たれた私はどうなったか。
モチベーションを失い、内定を取らなければならないというプレッシャーからか自分を見失い、やりたいことが分からなくなりました。
それでも就職活動は続けましたが、結局本当に自分がやりたいことが見つからなかったので、当然うまくいきませんでした。

いろんなことがあってブランクを経て、リサーチャーという仕事に就いた訳ですが、志望理由は確か「いろいろな情報を調べたり、触れたりすることが好きだからやってみたい」というとても単純なものでした。
こんな単純な理由で、おそらく不採用だろうな・・・・・・と思っていましたが、届いたのはまさかの内定通知でした。
入社してから取引先に迷惑をかけるような大きなミスも数回ありましたが、根本には「情報を調べたり、触れたりすることが好き」ということがあったので、7年続けてこられたと思っています。

でも、今になって思うこともあります。

「初めから『情報を調べたり、触れたりすることが好き』というところを意識して就職活動をしていたら、やりたいと思うことがすぐ見つかったり、この会社でこれがやりたいみたいな動機が見つかっていたのではないか」

こうも思うのです。
就職活動をしていた大学生の頃から今に至るまで、自分がやってみたいことって何だろう?と自問自答し仕事を続けてきました。
しかし、本当にこれがやりたいと思えるものを見つけるまでには、結局7年~8年もかかってしまいました。
今もやりたいことはある程度決まってますが、実現するための職業で「こっちかな?」「あっちかな?」と迷ってしまっています。

もしもあの時、やりたい「こと」で考えられていれば・・・。
もしも・・・。
こんな「もしも」を考えたらキリがなくなりますが、ちょっともどかしい気持ちにもなります。


「なりたい『もの』ばかりを追うと、なれなかった時のショックが大きく、道を誤ってしまう原因の1つにもなってしまいます。
なので、自分がやりたい『こと』で考えましょう」
この言葉に尽きます。

参考書籍:八木仁平「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド」

#就活体験記

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?