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夢という言葉は私にとって……。

「夢」という言葉は年々、私にとって大切な言葉になっている。

「夢が叶った」とか、「叶わなかった」それだけの視点で考えられないものになっている。


私の昔の夢は『漫画家』だった。

絵を描くのが好きで、物語を作るのが好きで、その思いを1つの作品に出来る漫画というものの素晴らしさは今も心の中に残っていて、それを表現している方をとても尊敬している。

その「夢」が叶った時の感動も、自分の作品が雑誌に載った時の感動も、
初めてファンレターというものをもらった時の、なんというか「ちょっと恥ずかしい」という思いも忘れられない。

漫画を本に出来なかったのは、今も悔やまれるけれど。

漫画家を辞めてからの私は、いくつか仕事はして、たくさん学ぶことはあった。
その経験も今の夕雪を作りだしているものだと思っている。

でも、やりたいことが出来なかった日々は「自分」ではなかったのかもしれない。

いつも「天職」と「適職」ってなんですか?って思っていた。

このままずっと接客業をして生きていくのか……これが私の「適職」というものなのか……なんとなくガッカリしている自分。

どこかで、これは本当の私ではないと思っていた。

結婚して、子供が産まれて、今こうして小説を書けている幸せ。
書籍化していただいた作品を、たくさんの人に読んでいただけたこと。

それはまさしく私の「夢」だった。

でも夢はそれだけでは終わらない。

書きたいこと、伝えたいことはたくさんあって、それは日々増えていくから。

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『鬼滅の刃』現象はすごくて、うちでもよく話題にあがる。
幼稚園に通う、うちの子供がYouTubeで主題歌を聴き、壊れたパソコンのキーボードをバンバン叩きながら歌いまくっている。
ストーリーなんて知りもしないのに、こんな小さい子までも夢中にさせる『鬼滅の刃』って!?と驚いてしまう。

主人と話していて、作者はとても若い方だと知った。

「若いのにすごい才能なんだねえ」と感心していた。

以前、編集さんと話をした時、若い作家さんが書く小説は勢いと想像力で書く方もいて、いざ出版という話になった時、現実とかけ離れ過ぎて、「これはどうしても本にはできない」という作品もありました。そう聞いたことがある。

「若い人はその想像力ってすごいんだろうけど、年を重ねると、いろんなことを経験して現実を知って、妄想や空想っていう力が衰えていくんじゃない?」
と主人に言われた。

「いやいやいや、わたしゃまだまだあるよ!」

そう力強く言い返していた。

もちろん空想だけでは小説は書けないと思っている。調べて現実味を出さなければテキトー感満載の作品になってしまう。
そう感じるから分からないことは調べまくる。
そんなことは作家さんなら当たり前かもしれないけど、書きたい!という衝動の赴くまま書く!という行動がついていくのは、確かに若かったからだよなぁと感じる今日この頃。

そこが昔と今の私の違いかもしれない。

それでも「こんな作品が書きたい!」という妄想は失ってなどいない。

漫画家としての夢を叶えた。
小説家として本を出してもらった。

でも、まだまだ私の夢は続く。

映画化やドラマ化になるような作品を書きたいな。
私のイメージする「感覚」や「雰囲気」をどうやったら読者に伝えられるだろうか? そんな作品を書きたい!
小説だけじゃなく、私の思い気付きを本にしたい。
保護猫、野良猫の現実をたくさんの人に知ってもらいたい。それを発信できる場を作りたい!そして、ボランティアさんの力になれることをしたい!

書き出したらキリがないくらい、叶えたい「夢」はたくさんある。

今までそんなことを誰かに話したこともないけど、それを発信できる場として、このnoteというものに出会えたことは、私の「夢」に繋がったと思っている。

私の「夢」というのはこれからもずっと繋がっていって、まだまだ続いていくものだ。

だから「夢」という言葉を大切にしていきたい。

絶対叶えられるものと信じて。


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