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悲劇は喜劇

缶詰の蓋を開けようとしたところ、ツメが折れた。

お昼のおかずを食べそびれた僕は、切くて寂しい気持ちになって午後は少し気分が沈んでいたと思う。
家に帰ってから妻に話したら、「それは切ないね」と言いながら結構笑っていた。
妻はいつだってぼくの失敗が大好きだ。
失敗やハプニングは、狙ってないから良いのだという。大真面目であればあるほど面白いのだとか。



いつも、僕にとっての悲劇は、妻にとっての喜劇。





見方を変えるだけで、世界が変わる。

ネガティブなできごとをそのまま捉えてしまったら、ただネガティブな出来事が起こっただけで終わってしまうけど、捉える角度をちょっと変えてみるだけで、すごくハッピーなストーリーになるのだ。



結婚をしてから結構経つけど、妻はいつだって新しい気付きをくれる。
その度に僕の人生は豊かになる。

明日も一緒に過ごせることが楽しみだな。

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