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HSS型HSPの長所を活かした適職一覧

最初に

HSS型HSP気質刺激追求型をもつあなたには、どんな仕事が向いているのか、その選び方を紹介します。

この記事を読めば、今のストレスフルな仕事から、ストレスの少ない快適で自分の能力を存分に発揮できる仕事へと変えていくことが出来ますよ。



HSS型HSPの性格や強み

HSS型HSPは、刺激追求型HSPと呼ばれます。

HSS型HSPのHSS(High Sensation Seeking)は、「自分にとって興味があることを探す人」という意味です。

HSSの部分は、新しい場所、新しい情報、新し考え方、新しい生活、これまでに見たこともないもの、これらを追い続ける性質のことで、アメリカのマーヴィン・ズッカーマンの研究から確率されました。



繊細なのに刺激を求める

HSS型HSPは、刺激を求めるのが特徴ですが、それと同時にHSP気質がもつ刺激に敏感で疲れやすいという特性も併せ持っています。

そのため、よくブレーキとアクセルを両方踏んでいるような感じと表現されるんです。

自分でも、疲れるとわかっているのに外出したくなって、案の定外出先で人混みだったり、様々な情報から刺激を受けて疲れてしまい、帰宅するとグッタリ…。

こんなことが日常茶飯事。

外出中は、移動中の周りの人たち、立ち寄ったお店の他の客や店員さん、こういった方々の気持ちや何を考えているのかを常に想像して共感してしまったり、看板などの周囲からの情報に対しても常にアンテナを張り巡らせてしまい、気が休まる暇がありません。




熱しやすく冷めやすい

HSS型HSP気質の特徴の一つとして、熱しやすく冷めやすいという点があげられます。

HSS型HSP気質をもつ私たちは、刺激を追求するという特性から

新しい分野に飛び込み、どっぷりとハマり、あらゆる情報をどんどん吸収していくつかの課題を達成する。
ところが、何ヵ月か何年かすると、急に興味が薄れだし、また別のワクワクする分野に飛び移る。
そして、また同じパターンを繰り返すのです。

何か興味をもったことに魅了されて、そこへ飛び込み、そこでスキルを習得したかと思えば興味を失ってしまうという気質は、私たちを不安にさせます。

  • さまざまな分野を行き来するのが個性なのだとしたら、何かに向かって真っすぐ進んでいる周りと比べて、自分は成功するのだろうか

  • 別の分野に移る際の後ろめたさ、恥ずかしさ

  • 別の分野に移るたびに初心者に戻る不安

  • どの分野でも一流になれないという不安

  • 職業について聞かれることが怖い

  • 何かに打ち込んで、最後までやり通すことができない自分はおかしいのではないか…

こんな不安が湧き出てきます。




HSS型HSPの強みとは、いくつもの分野を経験し、その経験を融合させること

HSS型HSP気質をもつ人は、真っすぐ進んだかと思えば、右や左にもそれながら進んでいきます。

  1. 今までに経験した分野で得たアイデアを統合できる 

  2. その結果、独創的な発想が生まれる 

  3. いまの職場で活用できる視点をいくつも持っている学習速度が速い

  4. 初心者に戻っても過去に初心者の期間を克服した経験があるから、一から学び直すことに対する抵抗が少ない興味をもった分野には熱心に取り組める

HSS型HSPは、こんな強みを持っています。 



HSS型HSPが仕事が続かない理由

HSS型HSP気質は、不安を感じると、刺激を追求したい気持ちも重なって、その不安を払拭するために行動を起こします。


そのため、不安を感じる度に焦りに追われてしまい、何かしなくちゃと頑張って行動し、その結果疲れてしまいます。
そして、何かを達成しても、その達成感を喜ぶのも束の間、すぐに次の不安が沸いてきて、もっとやらなくちゃとまた不安の渦中で頑張ることになってしまうんです。


HSS型HSPは、やりたい仕事を自分を変身させた先にあるモノ、今の自分を変えないと手に入らないモノととらえます。
没頭した末に手に入る、理想の自分になることで手に入るのがやりたいことだと考えます。


そして、やりたいことをやっている状態は、不安を埋めるために、理想の自分に変身しようとして全力で努力している状態。

しかし、それは非日常的な状態。
非日常的な状態は長続きしないので、いつしか元の自分に戻る。

すると、途端に不安が押し寄せてくる。
それは、全力で努力していないからです。
やりたいことに向かって全力で走っている間は、不安が小さくなります。

安心感があって気持ちがよく、没頭しているので不安も忘れます。
その安心している短い時間を生み出すために、やりたいこと、興味の沸くことを探すんです。
そして、やりたいこと、興味が沸くことを見つけたら、それに没頭していく。
以下繰り返し
これがHSS型HSP気質の私たちが仕事が長続きしない理由です。




HSS型HSPの適職探しのコツとは

HSS型HSP気質の人たちは、一人で仕事をしつつ、適度なコミュニケーションが取れる仕事が最適です。

一人で出来る仕事でありながら、適度に人と関われる仕事なら、周囲との関係で必要以上に疲れることがないし、適度なコミュニケーションを取ることで社会との関りを最低限もつことができます。



環境の変化がある職種を選ぶ

HSS型HSP気質の持つ刺激を求める特性を満たすために、変化と多様性が仕事選びのキーワードになってきます。

多様性が大事です。

単純な作業を繰り返す仕事だとすぐに辞めたくなります。

あと、デスクワークなどの景色に変化がない仕事も要注意です。

人と関わらない仕事

そして、HSP気質の敏感さも持っているため、疲れやすく一人の時間が必要です。
一人で完結できるような仕事や、移動など一人の時間を確保して、疲れを癒す時間が持てる仕事じゃなければ、ストレスが溜まってしまいます。


必ず一人の時間を確保できる仕事じゃなければ、常に周囲の人の気持ちが自分の中に流れ込んでくるため、気持ちが休まらないし、自分の考えに集中できません。
最低でも、移動などの一人の時間を確保できる仕事を選びましょう。

自分に正直に生きるには

HSS型HSP気質は、刺激を追求するのが特徴の一つですが、刺激の対象が人以外であることが多いんです。

例えば、新しい情報や経験を求めたり、新しい新鮮な気持ちになれる場所に住む、新しいスキルを身につけるといった例が考えられます。

その一方、苦しいときにはお互い助け合えるような、人間関係も大事です。

そうした人間関係が、常に他者からの評価に怯えたり、自分の市場価値を高めるために追い詰められたりしない、安らぎと温かさを与えてくれます。

それは本当の豊かさと言えます。

そうした人間関係があるという安心感が自分の心に正直な行動を取る後押しをしてくれるんです。

強みと弱みのバランス

また、毎日少しでも前進していることを実感できるのも大切です。

進歩や成長を感じることが出来るというのが、モチベーションの維持に繋がります。

そして、自律して働くことも大切です。

労働時間や作業ペース、決定権を自分で握る。

HSS型HSPは、急かされたり、裁量権が少ないと自分の力を発揮できません。

HSS型HSP気質の場合、自分で考えて行動できるので、言われたことをただやるだけのような仕事だとすぐに飽きてしまいます。

ある程度の裁量権をもって、自分でスケジュールなどを管理できる方が向いています。

在宅ワーク

HSS型HSP気質にとって、人との関りや満員電車などの通勤をしなくても良い在宅ワークは、ストレスが大幅に減るため魅力です。

HSS型は、HSP気質も併せ持つため、人間関係で疲れてしまうんです。

在宅ワークなら、人間関係や通勤ストレスが減り、通勤時間がなくなることで、自分の時間が圧倒的に増えます。

普段一人の時間で刺激が少ない分は、休みの日に出掛けることで十分に補うことができ、バランス的にも問題ないでしょう。

田舎の自然に癒されながら、休日は気が向けば街に出掛ける。

今の時代なら、Amazonや楽天などのネット通報で買い物にも困りません。

また、YouTubeやネットフリックスなどの動画配信サービスで、田舎でも自宅にいながら動画を視聴することができるので、特に困ることはありません。

その上、家賃は安いし、自然も豊か。

もし、徒歩と自転車と公共交通機関でOKという強者なら車も不要です。 




HSS型HSPに向いている適職

HSS型HSPに向いている仕事

  1. ルート営業ではない営業職

  2. スポーツインストラクター

  3. 研究者

  4. フリーランス

  5. Webデザイナー

  6. Webライター

  7. 動画編集者

  8. プログラマー



HSS型HSP気質のあなたには、こんな仕事が向いています。

  1. 知的な刺激を得られる 

  2. 内部に向けた仕事じゃない

  3. 変化がある

  4. ストレスが少ない

  5. ノルマがない

  6. その日暮らし~継続した仕事は、休みの日まで仕事のことで疲れてしまう

  7. 仕事とプライベートが分かれている



ルート営業ではない営業職

ルート営業ではない営業職は、今日どこに行くか、自分で決めることが出来て、さらに移動中は自分一人。

これなら、HSS型HSP気質のあなたにとって苦ではありません。

逆にルート営業では飽きてしまいます。

たまに遠出したり、自分一人の時間とか、新しい場所に行けるのがピッタリです。
ノルマがキツくなかったり、営業成績がうまく上がり、プレッシャーがなくなれば適職です。

スポーツインストラクター

スポーツインストラクターもHSS型HSPの適職の一つです。
HSP気質をフルに活用し、相手の体調や要望を的確に把握。
相手に応じて、わかり易く説明したり、相手に応じたプログラムを組んだりできます。

そうした創造性を発揮できる上、相手から感謝されるとなると、とても嬉しくやりがいを感じる仕事です。
色んな方の対応をするので、飽きにくい点も魅力。

研究者

興味をもったことに対して、とことん研究して突き詰めていくのは、HSS型HSP気質の一番得意な点です。

人との関りが少ないので、対人関係のストレスが少ないのも働きやすい点です。

ただ、いつも同じ場所で同じ研究だと飽きてしまうため、研究対象が変わっていったり、研究のために外にも出かけるような環境が求められます。 

フリーランス

刺激を求める上、収入や肩書にこだわらないHSS型気質には、フリーランスは最適解の一つです。

フリーランスで自分の理想の生活を追い求めていきましょう。

成功すれば、嫌な仕事はしなくていいし、嫌な人とも関わらなくていい自由な生き方が魅力です。

また、ネットビジネスなら、住む場所もどんどん変えていけるし、刺激を求めるHSS型HSPにはうってつけです。

Webデザイナー

Webデザイナーは、創造性が豊かで芸術のセンスもあるHSS型HSPの才能を発揮できる仕事の一つです。

毎回、仕事内容が変わるため、飽きることもありませんし、在宅で出来るなら、対人関係のストレスも減らすことが出来ます。

納期に対してプレッシャーがかかり、無理をしてしまうことのないようにコントロール出来れば、適正を見出せる可能性は高い職業です。

Webライター

WebライターもHSS型HSPのセンスを発揮できる仕事の一つ。

これも毎回記事の内容が異なるため飽きることがありませんし、ライティングのために記事の内容について調べることで知的好奇心を満たすことが出来ます。

在宅で出来るため、対人関係のストレスも少なく、落ち着いて仕事が出来ます。

納期までマルチタスクにならないように管理することも大切。

マルチタスクはHSP繊細さんの大敵です。

動画編集者

動画編集者も、HSS型HSP気質の才能を活かすことが出来ます。

自宅で、受注した動画を観やすく、わかり易く、センスのある動画に仕上げる楽しみがあります。

動画編集の技術を磨く過程も楽しむことが出来る上、毎回違う動画を編集するため飽きにくいのも利点。

また、最近では動画編集の技術者は重宝されるので稼ぎやすいのも魅力です。

プログラマー

プログラミングスキルを学び、知らない知識をどんどん吸収する必要があるため、プログラマーはHSS型HSPに向いている職業です。

刺激を求めると同時に、繊細さを活かして細かい修正にも気がつくHSS型HSPの気質は、プログラミングに有利です。

HSS型HSPなら、集中力と想像力があり、プログラミングを通して物事の効率化に意欲的に取り組むことが出来ます。



HSS型HSPが仕事を続けるコツ

HSS型HSP気質が仕事を続けるためのコツとしては、

適度に休むこと、自己肯定感を高めて自分を認めること

このふたつが大切です。

仕事を覚えるのが速く、仕事が出来て、相手に流されやすいHSS型HSPには仕事が集中しやすい傾向があります。

そのため、適度に休みを取り、休日には一人の時間でゆっくり心身を回復させたり、出掛けて刺激を満たす生活が必須。

さらには、自分のことをわかってもらえず、自己肯定感が下がり気味なため、自己肯定感を上げることも仕事を長続きさせるためには必要です。

それでは、最後にマルチポテンシャライト(多くの潜在能力を持つ人)であるHSS型HSPにとっての働き方の例を見ていきましょう。



一つの多面的な仕事に就き、その中でいくつもの分野を行き来する

これは、グループハグ・アプローチ(まとめて抱きしめる)とも呼ばれ、一つの多面的な仕事やビジネスに携わることで、職場の中で多くの役割を担い、いくつもの分野を行き来できることです。
さまざまな能力を求められる、多面的な仕事が好きな人に向いています。



パートやアルバイトを掛け持ちし、その間を飛び回る

これは、スラッシュアプローチ(肩書きの複数の職業の間に/が入るから)と呼ばれ、パートタイムの仕事やビジネスをいくつか掛け持ちし、その間を日常的に飛び回ることです。

全く違うテーマを頻繁に行き来したり、専門的だったり、ニッチなテーマに魅力を感じるあなたにピッタリです。



安定したほどよい仕事をしながら、情熱を注げるやりたいことを他に持つ

これは、アインシュタイン・アプローチ(アルベルト・アインシュタインはスイスの特許庁でゆるく働き、仕事の後に研究を行った)と呼ばれる、生活を支えるのに十分な収入を生み出し、他の情熱を追求する時間とエネルギーを残してくれるフルタイムの仕事かビジネスに携わることです。

仕事は楽しくあってほしいけど、人生で一番大切なことでなくて構わないというあなた向けです。



数ヵ月、数年ごとに業界を移り、興味を掘り下げていく

これは、フェニックス・アプローチ(命が尽きても蘇る不死鳥(フェニックスから))と呼ばれる、ある業界で数ヵ月、もしくは数年働いた後、方向転換して、新たな業界で新たなキャリアをスタートさせるという働き方です。

1日がそれほど多様性に満ちていなくても、幸せだが、数ヵ月か数年すると新しい分野に移りたくて仕方なくなるあなた向けです。



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