HSP繊細さんが『仕事が怖い』理由はアレだった...
仕事をしていくうえで、ミスが多い、仕事が遅いなどと悩み、仕事が怖いと感じることはありませんか。こんなHSP気質を持ち、悩みを抱え続けて苦しむ必要はありません。
そんなHSPの方の悩みを解決するために、HSPの方に向いている職種、転職先、転職先を選ぶときの注意点を分かりやすく解説。
HSPの方が感じやすい仕事への恐怖
周りに迷惑ばかりかけている気がする
HSPの方の特徴は、人に助けてもらうことに罪悪感を持ってしまうから、人にお願いができないことです。
迷惑をかけたことに罪悪感を覚えてしまいます。
HSPの方は人助けが好きですが、助けられるのは苦手です。上司や同僚に仕事を助けてもらうと精神的に追い詰められやすい気質を持っています。
HSPの方は作業が遅いと自分を責めてしまう
仕事を任されると自分でも納得のいく成果を出したいと考えてしまいます。作業にとりかかる前にあれこれ頭の中で考えるのです。
さまざまな情報を頭の中で処理しているので、作業にとりかかるまでに時間がかかり、仕事が遅いと自分を責めてしまいます。
職場の人間関係を気にしすぎてしまう
HSPの特徴は、刺激にとても敏感で疲れやすい、人の気持ちに振り回されやすく共感しやすくなっています
。人間関係を気にしすぎてストレスを感じてしまいます。
こういう場合は、人間関係は常によくわからない、影響を受けてしまうものだと受け入れましょう。
ネガティブな影響を受けてしまいがちな人からは距離を置くとよいでしょう。
HSPの方に向いている転職先
丁寧さが求められる仕事
HSPの方は細かいところに気が回る人が多く、正確さや精密さを求められる仕事が適しています。淡々と作業をこなすような仕事を得意な傾向があります。
具体的には、一般事務や経理、データ入力などのデスクワークが向いています。
検査・検品、工場のライン作業、電子部品・電子回路製造業、研究員などです。
人と向き合う仕事
HSPの方は人の感情を敏感に察知し、深く共感し、親身に寄り添うことができます。人の悩みを聞いたり、身体のケアをする仕事で特性を活かすことができます。
たとえば、介護士、保育士、看護師、カウンセラー、臨床心理士、マッサージ師、エステティシャン、セラピストなどがあります。
この中には国家資格や学歴が必要だったりと、未経験からのチャレンジはややハードルが高くなっているものもあります。
自宅でできる仕事
在宅ワークであれば、人とのかかわりを最小限に減らすことができるため、HSPの方でも快適に仕事ができます。
オンラインミーティングなどもありますが、人に見られるのを気にしたり、雑音の多い環境で仕事をすることはほぼなくなります。
たとえば、ITエンジニア、WEBライター、WEBディレクター、WEBデザイナー、プログラマー、動画編集などです。
HSPの方に向いていない転職先
スピーディな作業が求められる仕事
チームリーダーや飲食店スタッフなどスピードを求められる仕事には向いていません。
HSPの方の特性は物事をじっくり考えてから動き始めるからです。
深く考え行動に移すという強みを発揮するのは難しく、焦りと不安感が募ってしまいます。
ノルマを課せられる仕事
営業職など厳しいノルマが課せられる仕事は、ストレスをためやすく、過酷な環境となるためおすすめできません。
上司や同僚からのプレッシャーにストレスを感じやすいHSPの方は常に成果を出し続ける必要がある環境は、負担が大きすぎます。
人と関わる機会が多い仕事
店頭販売員や営業職、コールセンターなど他者とのかかわりが多い仕事はストレスとなる可能性が高くなります。
また、クレーム対応なども避けたほうがいいでしょう。他人の言葉に敏感なHSPの方は言われたことを必要以上に引きずってしまいます。
HSPの方が転職先を選ぶときの注意点
興味のある職種を探す
仕事選びで何より重要なことは、心から興味を持てる職種を探すということです。
HSPの方はさまざまな物事に対して、あれこれ考えすぎてしまう特性があり、この仕事は何の意味があるのだろうか、と湧きあがった疑問や違和感を無視することができないのです。
HSPの方はお金や生活のためと割り切って働くことはできないため、興味のある仕事でなければ長く働くことはできにくいと考えてください。
自分の長所を明確にしておく
自分自身を見つめ直して長所を明確にしておくことが大切です。
ストレスのかかる苦手を克服するのではなく、強みを生かす方向で考える必要があります。
人間関係がうまくいかないと短所としてとらえがちですが、それは決して弱みではないのです。
HSPの方ならではの長所を活かしていけば企業へのアピールもうまくいくものです。肩の力を抜いて、自信を持ちましょう。
HSPの方が不安なく仕事を続けていくためのコツ
無理をして働かない
入社1年目から無理をして評価をあげようとする必要はありません。
上を目指す必要はなく、できる範囲で頑張ることに力を注いでください。
最初に上を目指して評価をあげてしまうと、それが普通になってしまいます。無理は禁物です。
適度なストレス解消が大切
仕事とプライベートの区別を明確にし、気持ちをうまく切り替えることです。
HSPはストレスをためやすい特性があるため、適度にストレスを発散し、気分転換を図りましょう。
HSPの方は仕事のミスや問題点を引きずってしまい、深く考えすぎることがあります。
オンオフの切り替えを意識的に行い、休日には仕事のことを忘れてください。熱中できる趣味を持ち、リフレッシュできるものを見つけましょう。
悩みがあれば誰かに相談する
仕事で悩みがあれば、ひとりで抱え込まず周囲に相談することが大切です。繊細な人ほど迷惑をかけたくないという気持ちが強く、問題を抱え込みがちです。自分でも気がつかないうちに、ストレスが蓄積し、ネガティブの悪循環にはまってしまいます。
HSPの特性を理解してくれる人を見つけて、心を開いてカウンセラーに相談してみましょう。
ここ数年で私たちにホワイトカラーの仕事は大半が任されるでしょう。
逆にブルーカラーのような職人や『創造性』のある仕事が人間の仕事になっていくでしょう。
教育でコツコツと言われたことに対して淡々と作業し、創造性を働かさずに上からの命令に従ってきた人が褒められる時代はハッキリ言って終わりが来ていると言っても過言ではないでしょう。
私たちの誕生で、人間はより人間性を増していくHSPもそうだと感じます。
応援しています。