HSP気質と『適応障害』の違い、共通点や対処法『仕事復帰後の注意点』
最初に
HSP気質繊細さんが『適応障害』になると
ストレスが原因で発症してしまう適応障害ですが、具体的にはどのような症状が現れるのでしょうか?
HSPとの違いは症状に強く表れています。
【身体面に現れる症状】
頭痛
不眠
動悸
過呼吸
食欲低下
【精神面に現れる症状】
感情の起伏が激しくなる
不安を強く感じる
落ち着かない
ネガティブなことばかり考えてしまう
『適応障害』をケアするには
症状を緩和させるには、どのようなことに気を付ければいいのか
【ストレス要因から離れる】
仕事にストレス要因があり、休職せざるを得ない状況になった場合は、引継ぎをすみやかに行い、会社との連絡はできる限り断つようにしましょう。
連絡を取らなければならない場合は、担当者と連絡手段を決めてもらうようにしましょう。
【質の良い睡眠を取る】
就寝・起床時間は一定に保ちましょう。
適応障害だけに限らず、病気を患った時は十分な睡眠を取ることが大切です。
良い睡眠を取るためにも、寝る前の飲酒や寝る前にスマホやパソコン、テレビは見ない方が賢明です。
【心が落ち着く場所へ行く】
家の中はもちろん、好きなカフェ、公園、植物園、寺社仏閣…など、落ち着く場所をぜひ、見つけて下さい。
自分に合った環境に身を置くことで、心身ともにリフレッシュでき、つらいことを忘れる手助けになるかと思います。
休職から復帰する際の注意
復帰直後は「周囲に迷惑をかけてしまった…。」「早く出遅れた分を取り戻さないと!」など、あれこれネガティブなことを考えてしまうかもしれません。
しかし、まずは働く環境に適応できるよう、一日一日を無理なく過ごしてみましょう。
【マルチタスクをさける】
HSPさんに限らずマルチタスクはお勧めできません。
心身ともに負担がかかりますし、結局のところ一つずつタスクをこなしていく方がタスクをこなすスピード感も早くなります。
職場復帰して早々、マルチタスクをこなさなければならない業務を与えられることは、可能性として低いかと思いますが、復帰面談の際には、マルチタスクをするのは今の状態では厳しいということを伝えておきましょう。
【スピードが求められている作業をさける】
ノルマを求められる仕事や納期が迫った仕事は極力、さけましょう。
HSPは急かされるとパニックになってしまう方も多いため、せっかく症状が緩和して復帰したとしても、ノルマや納期などに追われていては、また再発してしまいかねません。
復帰直後は、職場環境になれることを優先に考えてくださいね。
【待ってくださいと言えるように努力する】
仕事をあれもこれもと一度に振られるようなことがあると、どれから手を付けていけば良いのかわからなくなってしまいますよね。
そんな時は「今はこの仕事をしているので、少し待っていただけませんか?」とはっきり伝えるようになりましょう。
そして、困っていることがあれば上司に相談するようにしましょう。
心が軽くなるハズですよ。
【優先順位をつける】
一日の仕事量が多い場合は、するべきことを書き出して、一つ一つ処理していくようにしましょう。
リスト化することで、取りこぼしミスを未然に防ぐことができ、やらなければならない内容が明確になるため、効率化にもつながります。
HSP気質繊細さんが『適応障害』にならないためには
【受け止め方や考え方を変える】
人それぞれ受け止め方や考え方は千差万別です。
人の言動に対して、できるだけネガティブに受け止めないよう心がけてみましょう。
【無理をしない】
「疲れたら休む」が鉄則と言われていますが「疲れる前に休む」ことも大切です。
特にHSPは睡眠時間を大切にしましょう。
【心を落ち着かせる方法をいくつか用意しておく】
本を読んだり、日記をつけたり、自分をほめたり…、自分なりにポジティブな思考に切り替えられる方法をいくつか持っておくことをオススメします。
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