で、明日どうする?
『で、明日どうする?』
仲良くしている友だちのグループラインにそう送られてきた。
私を含めて6人グループの友だちで、私はみんなのことが大好きだった。
私以外の5人は同じ学科で私より一緒にいる時間が長かった。
でも、その中には幼馴染や1年の時からずっと同じクラスの子や部活の仲間だったりがいて、この6人で仲良くなれたのは私がお互いを繋げたことがきっかけだった。
私はどう仲良くなったのか、いつから仲が良いのかなんてのは関係なく『みんなといるのが楽しい』ただそれだけでいたつもりだった。
私がハブられ始めたのは、たぶん3ヶ月前くらい。
みんなは好きなゲームが同じでよく遊んでいた。
最初はよかったが、徐々についていけない話題が増え、聞いても教えてくれないことがほとんどになった。
途中からでもゲームに参加していたら、仲間に入れてくれたかもしれない。
でも私はそんなもので保ってられる友人関係は必要ないと思っていた。
みんなが大好きだからこそ、信じていたからこそ、そこには足を踏み入れなかった。
そこから急速に私は孤立していった。
何事も私のいない5人で話が進み、最終的に「そういえばどうする?」と聞かれる。これがデフォルトになった。
6人でやろうと思って!と誘われた日記アプリは数日前から5人でやっていたし、今度遊びに行かない?と誘った日にはおー!ちょうどこっちのラインでも話してたところだよ!と言われた。
それがずっと続いていたある日
『で、明日どうする?』
グループラインにそれだけが送られてきた。
私のことも誘っているの?なぜ、このグループに送ってきたの?間違い?私何も知らない。聞いた方がいい?いや、正直この子達と何もしたくない。
辛い。
何か聞かれたら間違いかと思ってスルーしてたよ。これでいこうと私はラインを閉じた。
翌日、『どうして無視するの?』とメンション付きでメッセージがきたので計画通り返信した。すると、
『最近こっちで話すことないもんね。みんな心配してるよ』と言われた。
はぁ…?。
そのときにはもうみんなへの好きという気持ちはほぼゼロだった。
優しいみんなが大好きだったはずなのに。悲しくなった。
結局、カラオケに行くという話だったらしい。
知らないよ、そんなの。
先日、最近たろちゃん冷たいよね。とふいに言われてしまった。
うちらと距離とってる?
やだよ、卒業間際にごちゃごちゃケンカすんの。
ごめんね。しか言えなかった。