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「アクアマン/失われた王国」のこと、新型コロナウィルスJN.1のこと、などなど、

「アクアマン/失われた王国」のこと、

1月×日
新宿バルト9で「アクアマン/失われた王国」(ジェームズ・ワン監督)
前作の「アクアマン」(監督は同じジェームズ・ワン)は、派手な見せ場がただただ順番に並べられていくような感じの映画だった。
普通そういうのは深みの無さ/ひねりの無さ/構成力の無さ、という作品としてはマイナス要素になると思うのだが、「アクアマン」はその単純さがなんだか楽しくなってくるような映画で好きだった。
で、続編である「アクアマン/失われた王国」だが、うん、悪くはない。
楽しいのはこれも楽しい。
でもやはり前作の方が楽しかったかな。
前作を見てなきゃ楽しめない、ということはないけれども、やっぱりつながりはあるし、そうなるとどうしても話がただただ前に進んで行く、みたいなシンプルさは削がれるんだよな。
昔「ハムナプトラ」という映画が楽しくて好きだったので、当然その2作目も見に行ったのだが、うーん別に悪くはないけどやっぱり1作目の方が良かったな、と思ったのとまったく同じような感想を持った。

北朝鮮のこと、

「アメリカとの関係正常化が無理と判断した金正恩は戦争を決意した」
とアメリカの専門家が分析、
という話をTwitterで見た。
わりと信頼度の高い専門家だそうだが・・・どうなのかねえ・・・などと思っていたらそのすこし後で、金正恩が「南北統一の目標を放棄、韓国を第一の敵国に定めるべき」と述べた、というニュースが。
あまりにポンポンとミサイルを飛ばすので、「ハイハイまたですか」などと思ってしまうが、着々と準備している、という意味でもあるんだよな。

新型コロナのこと、

去年の秋頃から欧米や東アジアで話題になってた新型コロナの変異株JN.1というやつ。
WHOが「注目すべき変異株」に指定したこの変異株が予想通り日本でも年明け辺りから急速に広がって、明らかに第10波が立ち上がっているとのこと。
Twitterでの専門家の発信とかを見て気になっているのが、今回は感染者の数に対しての入院する人の割合が高い、という話。
検査が有料になって、あえて検査を希望しない人も多いので感染者数がちゃんと捕捉できていない、というのは当然あるだろうが、それは去年の夏の時点(第9波)ですでにそうだったはず。
でも今回は去年の夏と比べても入院する人の割合が高いらしい。
専門家はもう少しデータが出揃わないと明確な理由はわからない、と言っているが、
普通に考えると今度のJN.1ってやつが重症化しやすい、ってことだろうなあ。
各地の流行状況とか、もう少しテレビでやってほしいのだが・・・。

アメリカ合衆国大統領のこと、

本当にドナルド・トランプがもう一度大統領になっちゃうのかね。
ま、よその国のことだから言っても仕方がないけれど、
ウクライナにとっても、
パレスチナにとっても、
台湾にとっても、
そして日本にとっても、
あんまり良いことはない気がする。

しかし、バイデンのイスラエル支持に反発してアメリカの若いリベラル層でバイデンへの不支持が広がり、その結果としてトランプが有利になる、っていうのも皮肉な話。

× × × × × ×

あんまり楽しい話もないなー。

ここで唐突に、最近読んで印象的だった小説の一節を引用して終わりにする。

ひとりの織工が突然空を見上げて、一月の真夜中の空の冷たい不気味な輝きにはじめて気がついたとき、ちっぽけな自分自身の存在に、心臓が止まるほど深い恐れを感じるかもしれない。

カーソン・マッカラーズ「悲しき酒場の唄」


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