いつまで経っても変わらない。
1年前に書いたnoteを久しぶりに読み返した。
とんでもなく日々絶望しながら頑張って紛らわせて生きてたねわたし。
読みながら当時の感情が蘇ってきて、少し涙が出た。
あのnoteを書いた去年の6月。
今だに笑い話にはできてないわたし。
本当に自分という人間に嫌気がさして、学ばない馬鹿な自分に呆れてしまって、そんな自分を戒めるために今回もnoteに記録していこうと思います。
丁度去年の6月は某お手軽出会い系アプリで日々予定を入れつつ、何の身にもならない出会いに身を投じていたね。
彼女と連絡を取らないことにもだいぶ慣れてきて、諦めがつき始めていたのもこの頃だったかも。
そんな気持ちになってようやく気持ちに区切りがつき始めてきた7月。
久しぶりに彼女から「元気?」ってラインがきた。
何ていうタイミングだろうって、一瞬で心がざわついて、ああ嫌だなぁ脆いなぁと思いながら何事もないように「元気だよ〜!元気にしてた?」なんて返信した。そこからちょっとだけたわいもない話をして、本当はそのまま連絡が途切れないようにしたかったけどもうそんな関係じゃないよねって連絡を終わらせた。
8月。
お盆の帰省は予定を聞いて会いたいな、なんて思ったけど、心を鬼にして連絡しないまま他の友人との予定で埋めていった。
今までだったら誰よりも真っ先に予定を聞いて、彼女との予定を決めてから他の予定を決めてたのに、今じゃ会う予定1つもないまま帰省することに猛烈に寂しさを感じて、でももうしょうがないよなっていう諦めで帰省した。
帰省したら紛らわせるかのように入れてた友人達との予定でそれなりに楽しく過ごしてた。
友人と飲んで、2軒目に行こうとしたタイミングでまた彼女からラインがきた。
「1人飲みデビューしちゃった」っていう報告ライン。お酒が入ってて感情を抑えられなかったわたしは、久しぶりの彼女とのラインに嬉しさを感じてすぐ返信した。ある程度ラリーが続いた後、
もうフリーだから気にせず連絡してよって。
7月中旬に振られちゃったって。
まだまだ新しい人とお付き合いが続くと想定してた身からしたらあまりにも早くお別れしたなって思いと、やっとまた連絡が取れるって嬉しさと、もしかしたらまた前みたいに会えるかもって期待と、とにかくもう待ち望んでいた報告だったばかりに、あれよあれよと会う約束をした。
久しぶりに会えた彼女。
すっごく嬉しかった。元々恋人同士になる以前から長い付き合いの友人だったため、こんなに会えなくて連絡も取れないこと自体がとにかく辛かったのもあり、とにかく会えただけで幸せだった。
でもようやく気持ちを切り替えられそうと思っていたタイミングだったのに、一種で元に戻されてしまった。何でこうなっちゃうのか。
そのまま切り替えられていたら、今こうやって書いてる現在の結果は違ったかもしれないのに。
相手のいなくなった彼女とは、以前同様にまた毎日おはようからおやすみまでのラインが再開。
今までお互い予定を合わせて、お泊まりしにいったり旅行に行ったり。また前みたいな時間を過ごせるようになっていった。
わたしの腕の中で眠る彼女を抱きしめることもできた。
ここまでしてたらまたお付き合いすればいいのに。
そんな声が聞こえてくるのは分かってます。。
(本当になんでわたしは気持ちに正直に生きられてないのか、完全なる同性愛者だったらこんな風に考えなかったの?どうしてそんなにも世間的や普通の世界線を考えてしまうのか。本当に自分でもいつも自問自答してしまいます。。)
一度は現実的なことを考えてしまい、彼女を振ったわたし。あんなにも絶望して辛い思いをして、ようやくまた彼女との時間が進められたのに。
心で感じていることと、頭で考えてしまっていることがどうしてもせめぎ合ってしまい決定的なことは何も言えなかった。
彼女もそれを分かっていたからか、何も言わずにお互い暗黙の関係を続けていた。
そんな形で彼女と繋がり続けている中で、知らぬ間にかわたしと彼女の気持ちの差だったり、お互い肝心なことはちゃんと言わぬまま、それぞれ考えていたことの差。わたしが何気なく言った言葉、態度で知らぬ間に彼女を傷つけてしまっていたり。
今年の5月。
GW中に帰省して、いつも通り彼女と過ごし、好きだなあと思いながらいつもよりいっぱい抱きしめて。
6月は会えないから7月の3連休に会いたいなぁなんて思っていたのに。
地元から帰ってきて、また変わらないラインのやりとりを続けながら、何だか違和感を感じ始めた。
ざわつきながらも確信を得たくないが故に、知らんぷりしてラインを続け。
でもなぁ、なんだがなぁ、5月会った時はそんなことなかったのに?でもこのままもやつくのは嫌だしなぁって、聞いてみて後悔した7月。
「もしかしていい感じの人いる?」
「いるような、、そっちは?」
もう何で学習しないのか。遠距離でも大丈夫なわたしと、近くにいて欲しい彼女。
近くに好意を持ってくれる人がいたらその人を選択するのは分かっていたはずなのに。
もう一度付き合ってって言えてたら、とか。
1年前にした後悔と、付き合ってないならそんなこと言う筋合いもないのに、何で相手がいる時点で言ってくれないの?っていう気持ちとか。
とにかく色んな感情がごちゃ混ぜになって、冷静に返信できなかった。
何でこれからお盆で帰省してせっかく会えるっていう時に我慢できず聞いちゃったのかな、とか。
9月の彼女の誕生日を何も知らないままお祝いしたかったのにっていう傲慢な気持ちとか。
ごちゃごちゃしすぎて、自業自得すぎて、後悔がどっと押し寄せてきたけど、以前の全く連絡をたってた1年前のようにはなりたくなくって。
せっかくまたこうやって旅行に行けたりする関係に戻れたのなら、もう友人のまま、答えの出せなかった自分のせいでもあるのだから、諦めて、友人としてお付き合いしていこうという考えに至った。
冷静になったあとに、電話できる?ってラインをしたら、月曜か火曜ならっていう返信。
都合のいい時間で合わせるねって返して、あとはまた彼女から連絡がきて、電話することになったら明るく謝りながら、もう完全に友達として仲良くしていこうってカラッとお話するつもりだった。
月曜、こないな。火曜、も来ないな。。
仕事が忙しいのかも、水曜。
いつもならすぐこっちから連絡しちゃうけど、相手も考えることもあるだろうし、相手のペースにも合わせないと、もう少しだけ待ってみようで、木曜、金曜、土曜、日曜。
流石に1週間何の音沙汰なしはどういうこと?わたしが電話したいって言ったわけだけど、それならわたしから連絡しなきゃだめだったの?都合は合わせるねって言ったのに?
自分の中で気持ちを無理やり整理して、どんな関係性であれ彼女との繋がりがとても大事なことに気づいたからこそ、できる限りいい方向になるようにと思っていたのに。
そう思ってたのはわたしだけだったの?という悲しい気持ちと悲しさを元にした怒りが沸いてきてしまい。
そんな時に彼女からきたライン。
何の関係もない雑談に近いライン。
せっかく送ってくれたのに、いつもなら嬉しくて楽しくやり取りできてた内容だったはずなのに。
あまりにも蔑ろにされた気分と悲しさが溢れてきて、一度は飲み込んで冷静に返信したけど、やっぱりこのまま何事もなかったようにするの?そんなの許せないっていう気持ちで、また自らラインを送ってしまい、もっと冷静に、そもそものことを考えて諦めてしまえば良かったのに。
淡々と、自分のことだけを考えた一方的なラインを送りつけてしまった。
でもあまりにも不誠実な気がして、どうしても送らずにはいられなかった。
今こうやって忘備録を書いている最中でも、あの時何が1番最適解だったのか分からずにいる。
彼女も自分で都合のいいことをしてたこと、電話は向き合うのが怖くてしたくなかったこと、それなら会って話がしたいこと、他の人を選択したのは関係をはっきりさせなかったことだけが原因ではないこと、わたしの気持ちは何一つ伝わっていなかったこと、知らぬ間に傷つけてしまっていたこと。
わたしはわたしの都合で考えてたけど、それだけじゃない理由が彼女には沢山あって新しい人を選んだことを知った。
それならそうと言ってくれたら良かったのにな。
わたしはやっぱり学習も成長も出来ていなかったのかと自己嫌悪に陥った。人は早々変わらないって、自分のことじゃん馬鹿だなぁ、と。
会って話すにしてもどんな顔して何を今更話せばいいのか分からなかったけれど、共通の友人達との飲み会の前に2人で会うことになった。
待ち合わせ場所で待っていたら、少しして彼女がきて、いきなり抱きしめられた。どういう気持ち?何でそんなことするの?わたしはやっぱり蔑ろにされたこと自体には怒りの気持ちがあった故に、すごく冷静に手を解いた。あの時わたしも抱きしめ返せばよかったのかな。
とんでもない気まずさのまま、何とか適当なお店に入りお酒を頼む。
いつ話すのか、何を話そうかと思いながらお酒だけがお互い進む。お互い核心には触れない、あまりにも時間だけが進んでいた。
3杯目をお互い飲みだしたタイミングで、すんごい怒ってるじゃん。って言われた。
そりゃ怒ってるよ、だってあまりにもやるせ無いんだものと思った。
そっからどうやって何を話していたかはもう曖昧で、あっちはお酒の勢いもあって号泣しながら、
「わたしは結婚したかったんだよあなたと」「何でそんなに現実主義なの」「言われなかったから相手がいることも言うつもりなんてなかった」「言わないけど相手ができたこと気づいて言ってくれないかなって思ってた」「でも付き合ってなかったじゃん」「こんなに嫉妬深くて好きなこと知らなかったよ」「最後に隣にいてくれたら良いって言ってくれてたからいいかなって思ったんだよ」
もう何も収拾がつかなかった。
わたしはというものの、彼女は誠実な部分がとてもあると思っていたので「言われるまで言うつもりがない」「言わないけど気づいて欲しかった」なんて言葉に面食らってしまい。
「付き合ってなかったじゃん」の正論には、そうだけどそれだけの関係じゃなかった部分があったじゃんか!なんてあまりにも無力な言葉を発して。
「結婚したかった」なんて言葉に今後に及んで嬉しさを感じてしまい。
「現実主義すぎる」の言葉には否定ができず嫌になり。
何も決着がつかないまま、友人との飲み会に遅れて参加して、表面上では何事もなかったかのようにお互い楽しそうにその場を楽しみ、後半もうお酒が大分回り始めたとき。トイレで席を外して、手を洗って帰ろうと思ったらいつの間にか彼女もいて、やっぱりお酒は怖いものでキスを何度かしてしまった。
わたしはこのまま何もなかったことにして、相手がいてもいいからわたしとの関係も続けてくれればいいのに。彼女は何を思ってわたしとキスをしたんだろう。
わたしはお酒にめっぽう強いので、わたしだけがその夜の記憶がある。彼女はきっとキスしたことさえ覚えていないだろうな。覚えてたらいいのに。
結局何もかもごちゃごちゃになったまま、よく朝シラフに戻った彼女とは相変わらず気まずい空気が流れ、まるで見せつけるかのように分かりやすく目の前で新しい人とこまめに連絡を取り合って、そんな様子を勝手に苛つき、悲しくなって。
もうわたしは何がしたかったのだろう。
どうしてこうなってしまったのだろう。
去年彼女から連絡が来た時点で、受け入れるべきではなかったのかもしれない。
でもあれがなかったら、彼女との新たな思い出が増えることはなかったわけで。
それでもこんな、こんな終わり方をせずに済む方法があったのかもしれないのに。
わたしがいつまでも彼女との未来を心のどこかであきらめてきれてないからこうなったのかな。
完全に頭で考えて、心を抑え込めたらもっと違う結果になっていたのかな。
もう起こってしまったことを嘆いても仕方がないのだけれど、もっと優しい結末があったんじゃないかとどうしても考えてしまう。
ここまで読んでくれた方はきっと呆れていると思う。わたしだったら呆れる。何なら自業自得なのに何を言っているのか...って現実を突きつけたくなると思う。
分かってる、自分が1番分かってる。
彼女のことがどうしても好きで、
やっぱりいつか隣にいる未来であって欲しいと願ってしまう。
それなのに現実的には無理だよね、普通に異性と結婚して出産して、家庭を持って生きてた方がいいに決まってるよねという思考。
本当に何でこうなってしまうのかな。
同性愛者じゃないけど、同性を好きになって、好きなら性別も国籍も関係ないって分かってる。
自分事になるとなんでこうなってしまうのだろう。
何で諦めがつかないのだろう。
最早これは一種の執着に近いのかもしれない。
あまりに愛していて、愛されていたあの時を、その可能性を手放したくないのかもしれない。
またいつかと心の隅に蓋をして、蓋をするだけで捨てることはできないが故にこうなっているのかもしれない。
側から見たら何をやっているんだっていうことをしているのもわかる。
いつまで経っても変わらない、この気持ちも思考もいつか変わる時が来るのかな。
どうやって人は折り合いをつけて生きていっているのだろう。
どうしても変わらないこれをわたしはいつか手放すことができるのかな。